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J-GLOBAL ID：200902223204423580   整理番号：09A1139121

モデルバイオディーゼル混合軽油の酸化劣化挙動に及ぼす脂肪酸メチルエステルの不飽和度の影響

Influence of Degree of Unsaturation of Fatty Acid Methyl Ester on Oxidative Deterioration Behavior of Model Biodiesel Mixed Diesel Fuel

著者 (4件)： 阿部容子 (産業技術総合研 新燃料自動車技術研究セ) ,  鳥羽誠 (産業技術総合研 新燃料自動車技術研究セ) ,  望月剛久 (産業技術総合研 新燃料自動車技術研究セ) ,  葭村雄二 (産業技術総合研 新燃料自動車技術研究セ)
資料名： Journal of the Japan Petroleum Institute  (Journal of the Japan Petroleum Institute)
巻： 52  号： 6  ページ： 359-360  発行年： 2009年11月01日 
JST資料番号： F0042A  ISSN： 1346-8804  CODEN： JJPIAP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 不飽和度が異なる炭素数18の脂肪酸メチルエステル(FAME)を直鎖パラフィン(テトラデカン)に混合して酸化試験を行った。硫黄化合物(ジベンゾチオフェン)が酸化劣化に及ぼす影響を調べた。FAMEの不飽和度が高くなるほど,酸量は増加し,発生したスラッジはフィルターの目詰まりを引起こすだけでなく,燃料供給系統の金属部材を腐食する可能性が示唆された。不飽和度の高いFAMEを含む場合,水素化処理によって不飽和FAME含有量を低減し,スラッジ生成を抑制することが酸化安定性向上に重要であった。硫黄成分は酸化によって大部分がスラッジ中に取込まれていた。

シソーラス用語： *混合燃料 ,  *劣化 ,  *ディーゼル燃料 ,  カルボン酸エステル ,  不飽和脂肪酸 ,  飽和度 ,  安定性 ,  スラッジ ,  モデル化合物 ,  酸価 ,  脂肪族アルコール ,  ジエン ,  アルカン ,  硫黄複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  *バイオディーゼル燃料
準シソーラス用語： *酸化劣化 ,  脂肪酸メチルエステル ,  酸化安定性

分類 (1件)： 液体燃料工業  (YE03000F)

物質索引 (6件)： ステアリン酸メチル ,  オレイン酸メチル ,  リノール酸メチル ,  リノレン酸メチル ,  テトラデカン ,  ジベンゾチオフェン

引用文献 (5件)：

• 1) Petroleum Materials Monthly Report (Sekiyu Shiryo Geppo), 54, (1), 46(2009).
•   石油資料月報, 第54巻, 第1号, 46(2009).
• 2) Bouaid, A., Martinez, M., Aracil, J., Fuel, 86, (16), 2596(2007).
• 3) NEDO, AIST, "Standardization and Upgrading of Biodiesel Fuel Quality," (2007), p.19.
•   新エネルギー・産業技術総合開発機構, 産業技術総合研究所, "平成18年度成果報告書バイオディーゼル燃料の標準化及び高品質化技術開発," (2007), p.19.

タイトルに関連する用語 (7件)： モデル ,  バイオディーゼル ,  軽油 ,  酸化劣化 ,  挙動 ,  脂肪酸メチルエステル ,  不飽和度