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J-GLOBAL ID:200902223232884704   整理番号:09A0218576

寛文二年(1662)近江・若狭地震における京都盆地での被害状況

著者 (2件):
資料名:
号: 21  ページ: 165-171  発行年: 2006年04月26日 
JST資料番号: L3546A  ISSN: 1349-9890  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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寛文二年五月一日(1662年6月16日)に発生した近江・若狭地震(寛文地震)は近畿地方北部一帯に大きな被害を与えた内陸地震である。震源域の近江国(滋賀県)西部の琵琶湖西岸地域や若狭国(福井県南西部)では,特に甚大な被害を生じており,地震に伴う火災,大規模な土砂崩れ,地盤の隆起,土地の液状化など様々な形態の災害が発生した。また,震源域から離れた山城国(京都府南部)や摂津国(大阪府北部)で局所的に被害が出た。本稿では震源域から離れているにもかかわらず多くの被害が生じた京都盆地での被害状況について,京都盆地北部に位置する京都と同南部に位置する伏見について検討する。京都盆地北部に位置する京都で発生した被害は必ずしも揺れが大きかったためではなく,被害を受けやすい建造物が狭い地域に密集した大都市であったことが大きな要因であったと考えられる。これに対して,伏見や淀などの京都府南部の軟弱地域では,同北部に比べて建造物に与える地震動が大きかったと考えられる。寛文地震における京都盆地では,震源域からの距離よりもむしろ地盤条件の良し悪しの方が,地震による建造物の被害に大きな影響を及ぼしたと考えられる。
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分類 (2件):
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地震学一般  ,  自然災害 
タイトルに関連する用語 (4件):
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