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J-GLOBAL ID：200902223280460207   整理番号：09A0110498

河川の維持管理に関する調査研究 2)堤防植生管理における植生の計画的移行

著者 (4件)： 竹内清文 (河川環境管理財団 河川環境総合研) ,  柳沼昌浩 (河川環境管理財団 河川環境総合研) ,  平田真二 (エコー) ,  宇根大介 (エコー)
資料名： 河川環境総合研究所報告
号： 14  ページ： 96-104  発行年： 2008年12月 
JST資料番号： J1198A  ISSN： 1344-2910  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 群馬県の烏・神流川をモデルケースとして,堤防法面保護機能の確保を目的に,限られた除草回数の中で,適正な植生の維持管理手法を見極める実験を実堤防で実施・検証した。実験では,堤防植生の現状把握をすると共に,堤防に試験区を設け,年2回除草による外来牧草タイプ堤防からチガヤタイプ堤防へと移行させる適切な除草方法を見極めることにした。その結果,チガヤ移行区では,外来牧草の生育が抑制され,チガヤの被度が増加する傾向が確認され,外来牧草抑制除草による効果は2カ年程度でほぼ達成できたと評価された。しかし,このチガヤ移行手法には草丈管理面から課題があり,外来牧草抑制除草によりチガヤに移行した後は,チガヤの成長後に刈り込みを行う通常除草に戻すことが望ましい。本検討により烏・神流川では施工量を現状のまま維持しながら,年2回除草による適正な堤防植生管理が可能になった。

シソーラス用語： *河川堤防 ,  *植生 ,  *法面工 ,  イネ科 ,  個体群 ,  除草作用 ,  自然保護 ,  維持管理 ,  外来種
準シソーラス用語： チガヤ ,  河川管理

分類 (2件)： 河川工事  (RC12030X) ,  自然保護  (SB06000L)

引用文献 (2件)：

• 佐々木寧, 戸谷英雄, 石橋祥宏, 伊坂 充, 平田真二 (2000): 堤防植生の特性と堤防植生管理計画. 河川環境総合研究所報告資料, 第6号.
• 山本晃一, 戸谷英雄, 谷村大三郎, 石橋祥宏, 平田真二 (2005): イネ科花粉対策を考慮した堤防植生管理の研究. 河川環境総合研究所報告資料, 第11号.

タイトルに関連する用語 (9件)： 河川 ,  維持管理 ,  調査 ,  研究 ,  堤防 ,  植生管理 ,  植生 ,  計画 ,  移行