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J-GLOBAL ID：200902223296167283   整理番号：08A0921303

可視光照射下での浅い輸送準位の形成による色素増感太陽電池特性の増強

Enhancement of the Performance of Dye-Sensitized Solar Cell by Formation of Shallow Transport Levels under Visible Light Illumination

著者 (4件)： WANG Qing (Ecole Polytechnique Federale de Lausanne, Lausanne, CHE) ,  ZHANG Zhipan (Ecole Polytechnique Federale de Lausanne, Lausanne, CHE) ,  ZAKEERUDDIN Shaik M. (Ecole Polytechnique Federale de Lausanne, Lausanne, CHE) ,  GRAETZEL Michael (Ecole Polytechnique Federale de Lausanne, Lausanne, CHE)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 112  号： 17  ページ： 7084-7092  発行年： 2008年05月01日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リチウムを含まない電解質またはリチウムを含む電解質(各々,2種類)を用いて作製した色素増感太陽電池を60°Cで可視光(太陽光)照射することにより,その特性が改善されるのをインピーダンススペクトロスコピー及び光起電力過渡減衰法により調べた。この改善が伝導帯に近い位置に形成された電子輸送準位に由来することを示した。このような浅い輸送準位はTiO₂ナノ粒子における光誘起プロトンインターカレーションから生じたと考えられる。浅い捕捉準位は,開回路光起電力を下げることなしに,ナノ結晶膜内における電荷輸送を加速することを示した。電解質中にリチウムが存在するとリチウムイオンのインターカレーションが優先し,この現象が抑制される。TiO₂のバンドギャップにおける局在化状態の再分配と伝導帯吸収端の移動が色素増感太陽電池の性能に対して重要な寄与をすると考えられる。

シソーラス用語： *太陽電池 ,  *インピーダンススペクトル ,  光起電力 ,  *インターカレーション ,  酸化チタン ,  *色素増感太陽電池

分類 (3件)： 電気化学反応  (CB07050F) ,  光化学一般  (CB08010U) ,  太陽電池  (NC03084O)

タイトルに関連する用語 (4件)： 可視光照射 ,  輸送 ,  色素増感太陽電池 ,  増強