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J-GLOBAL ID:200902223448418490   整理番号:08A1019291

pauci-immune型巣状性壊死性糸球体腎炎における分子模倣

Molecular mimicry in pauci-immune focal necrotizing glomerulonephritis
著者 (17件):
資料名:
巻: 14  号: 10  ページ: 1088-1096  発行年: 2008年10月 
JST資料番号: W0636A  ISSN: 1078-8956  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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pauci-immune型巣状性壊死性糸球体腎炎(FNGN)は,抗好中球細胞質抗体(ANCA)が関与する重篤な炎症性疾患である。本論文では,LAMP-2(lysosomal membrane protein-2)に対する自己抗体の性質を明らかにし,この自己抗体がほぼすべてのFNGN患者に存在する新規ANCAサブタイプであることを示す。このため,LAMP-2に対する自己抗体をもつ患者は,ミエロペルオキシダーゼあるいはプロテイナーゼ-3を認識する従来のANCAをもつ患者のほぼ2倍である。さらに,LAMP-2に対する抗体をラットに投与すると,pauci-immune型FNGNが引き起こされ,また,ヒトLAMP-2(H4B4)に対するモノクローナル抗体によって,in vitroでヒト毛細血管内皮細胞のアポトーシスが誘導される。pauci-immune型FNGN患者の自己抗体は一般に,細菌のアドへシンであるFimHと100%のホモロジーがあるヒトLAMP-2エピトープ(P41-49と命名)を認識し,FimHと交差反応する。FimHで免疫されたラットは,pauci-immune型FNGNを発症し,ラットおよびヒトのLAMP-2に対する抗体も産生する。さらに,FNGNの発症前に,線毛をもつ病原菌の感染が一般的にみられることを示す。したがって,FimHによって引き起こされるLAMP-2に対する自己免疫が,これまでには報告されていない,臨床的に重要なpauci-immune型FNGN発症の分子機構である。Copyright Nature Publishing Group 2008
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分類 (3件):
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泌尿生殖器の基礎医学  ,  免疫反応一般  ,  感染症・寄生虫症一般 
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