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J-GLOBAL ID：200902223529086165   整理番号：09A0840552

フェノール-h₆とフェノール-d₅からの水素脱離の時間尺度の探索 確率的及び非確率的減衰

Exploring the Time-Scales of H-Atom Detachment from Photoexcited Phenol-h₆ and Phenol-d₅: Statistical vs Nonstatistical Decay

著者 (4件)： IQBAL Azhar (Univ. Warwick, Coventry, GBR) ,  CHEUNG Michelle S. Y. (Univ. Warwick, Coventry, GBR) ,  NIX Michael G. D. (Univ. Bristol, Bristol, GBR) ,  STAVROS Vasilios G. (Univ. Warwick, Coventry, GBR)
資料名： Journal of Physical Chemistry A  (Journal of Physical Chemistry A)
巻： 113  号： 29  ページ： 8157-8163  発行年： 2009年07月23日 
JST資料番号： C0334B  ISSN： 1089-5639  CODEN： JPCAFH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヘテロ芳香族発色団を持つ分子の光分解フラグメントからの水素脱離で¹πσ^*状態の優越が明らかになって来た。フェムト秒ポンププローブ法でポテンシャルエネルギー面のS₁/S₂円錐交差の上に励起したフェノール-h₆とフェノール-2,3,4,5,6-d₅の光解離を測定した。水素脱離は放出運動エネルギーが明らかに異なる2領域で起きた。高い方は直接解離によるが,低エネルギーのは従来間接的または確率的単分子減衰とされ,いずれも基底状態のフェノキシ基を生成する。速度マップ可視化で200nmで励起後の時間及びエネルギー分解H脱離を調べるとフェノール-d₅からの脱離水素は最低エネルギー領域で150fsより高速で,確率的減衰に予想するものとは明らかに異なった。従ってこれらの水素は,多光子過程や超励起状態が関与するものでなく,電子励起されたフェノキシ基を生成する直接解離でできると結論した。

シソーラス用語： 光分解 ,  *光解離 ,  フラグメント ,  *重水素化合物 ,  アイソトポマ ,  *脱離反応 ,  *水素 ,  原子 ,  ポンププローブ法 ,  フェムト秒 ,  運動エネルギー ,  確率過程 ,  減衰 ,  電子励起 ,  変換 ,  ポテンシャルエネルギー面 ,  準位交差 ,  *芳香族化合物 ,  可視化 ,  速度分布 ,  計測 ,  エネルギー分解能 ,  基底状態 ,  励起状態 ,  フェノール類 ,  アリールオキシルラジカル
準シソーラス用語： 円錐交差 ,  時間分解法 ,  直接転換

分類 (4件)： 芳香族単環フェノール類・多価フェノール  (CF05090V) ,  光化学反応,ラジカル反応  (CF02090A) ,  分子と光子の相互作用  (BH06120R) ,  光化学一般  (CB08010U)

物質索引 (2件)： フェノール ,  フェノキシ遊離基

タイトルに関連する用語 (6件)： フェノール ,  水素脱離 ,  時間尺度 ,  探索 ,  確率 ,  減衰