文献

J-GLOBAL ID：200902223641396177   整理番号：08A0653136

人と機械とのリスクコミュニケーションの検討

著者 (2件)： 岡部康平 (東大) ,  鎌田実 (東大)
資料名： 信頼性とシステム安全学予稿集
巻： 12th  ページ： 54-59  発行年： 2008年02月28日 
JST資料番号： L6698A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 新しい機械類の導入には,リスク共有の合意形成を目的とする利害関係者の意思疎通が不可欠である。本稿では,リスク共有の合意形成を目的とする意思疎通をリスクコミュニケーションと呼び,走行支援道路システムで実用化が進んでいる警報提供による安全運転支援を題材に,人と機械とのリスクコミュニケーションを検討した。具体的には,安全運転支援のための警報提供の方法として,1)確率論的に残留リスクを運転者に告知し続ける警報提供,2)人間の言動を真似て,言い逃れの回答を運転者に告知する警報提供,を取り上げ,これらの警報提供は,運転者の警報装置への依存行為を抑制することを述べた。さらに,リスクコミュニケーションを実現するインタフェースとして,確率論的警報装置と擬人化警報装置について紹介し,期待される効果に言及した。

シソーラス用語： *ヒューマンインタフェイス ,  人間機械系 ,  コミュニケーション ,  運転支援システム ,  *ITS【交通】 ,  *警報装置 ,  確率論的リスク評価 ,  製品責任 ,  インフォームドコンセント
準シソーラス用語： *リスクコミュニケーション ,  擬人化 ,  走行支援道路システム

分類 (2件)： 自動車事故,交通安全  (TB01050G) ,  人間機械系  (IB03000G)

タイトルに関連する用語 (3件)： 人 ,  リスク ,  コミュニケーション