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J-GLOBAL ID：200902223681831968   整理番号：08A0267507

放射線治療領域の線量測定におけるポリマーゲル線量計の有用性の評価

Investigations On the Performance of Polymer Gel Dosimeter for Radiation Therapy

著者 (7件)： 羽根田清文 (広島国際大 保健医療) ,  奥戸博貴 (広島国際大 保健医療) ,  常井祐輔 (広島国際大 保健医療) ,  吉岡宗徳 (広島国際大 保健医療) ,  林慎一郎 (広島国際大 保健医療) ,  笛吹修治 (広島国際大 保健医療) ,  富永孝宏 (広島国際大 保健医療)
資料名： Radioisotopes  (Radioisotopes)
巻： 57  号： 3  ページ： 183-188  発行年： 2008年03月15日 
JST資料番号： G0494A  ISSN： 0033-8303  CODEN： RAISAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 外部放射線治療に用いる高エネルギーX線に対するポリマーゲル線量計の有用性評価及び性能向上を目的とした改良について検討した。0.5~20Gyではスピン・スピン緩和時間の緩和速度は線量と直線関係にあったが,20Gy以上では徐々に傾きが小さくなり,40Gy以上ではほぼ一定となった。緩和速度の増加に伴い標準偏差が大きくなった。分割照射における緩和速度の加算性を確認した。ポリマーゲルに10Gy照射後の緩和速度は経過時間に依存して上昇し,1日後に4%程度,7日後に6%程度増加した。配合比の変化のみによる感度向上には限界があり低線量領域では精度が低いため,標準試薬以外の試薬添加を検討した。ポリマーゲルにおいて脱酸素剤の添加量や種類を変えることにより,線量に対するゲルのコントラストの調整が可能になった。ポリマーゲル線量計は既存の電界効果トランジスタ線量計,ラジオクロミックフィルム,蛍光ガラス線量計と同程度の性能を有していた。

シソーラス用語： *化学線量計 ,  *線量測定 ,  緩和速度 ,  緩和時間 ,  分割照射 ,  加成性 ,  標準偏差 ,  ゆらぎ ,  ゲル ,  コントラスト ,  放射線療法 ,  ラジカル重合 ,  添加剤
準シソーラス用語： *ゲル線量計 ,  ポリマゲル ,  加算性

分類 (1件)： 線量計測・計測器  (AD08050Q)

引用文献 (15件)：

• 日本放射線腫瘍学会QA委員会. 多分割コリメータによる強度変調放射線治療の機器的精度確保に関するガイドライン. 2005
• 日本放射線腫瘍学会QA委員会. 体幹部定位放射線治療ガイドライン. 2006
• 西臺武弘. 放射線治療物理学. 2001
• FONG, P. M. Polymer gel for magnetic resonance imaging of radiation dose distributions at normal room atmosphere. Phys. Med. Biol. 2001, 46, 3105-3113
• WUU, C. S. Three-dimensional dose verification for intensity modulated radiation therapy using optical CT based polymer gel dosimetry. Med. Plys. 2006, 33, 1412-1419

タイトルに関連する用語 (5件)： 放射線治療 ,  線量測定 ,  ポリマーゲル線量計 ,  有用性 ,  評価