文献

J-GLOBAL ID：200902223822386050   整理番号：09A0047408

時間領域におけるサブナノ秒単電子源

Subnanosecond Single Electron Source in the Time-Domain

著者 (11件)： MAHE A. (Ecole Normale Superieure, Paris, FRA) ,  PARMENTIER F. D. (Ecole Normale Superieure, Paris, FRA) ,  FEVE G. (Ecole Normale Superieure, Paris, FRA) ,  BERROIR J.-M. (Ecole Normale Superieure, Paris, FRA) ,  KONTOS T. (Ecole Normale Superieure, Paris, FRA) ,  CAVANNA A. (Lab. de Photonique et Nanostructures, CNRS, Marcoussis, FRA) ,  ETIENNE B. (Lab. de Photonique et Nanostructures, CNRS, Marcoussis, FRA) ,  JIN Y. (Lab. de Photonique et Nanostructures, CNRS, Marcoussis, FRA) ,  GLATTLI D. C. (Ecole Normale Superieure, Paris, FRA) ,  GLATTLI D. C. (CEA Saclay, Gif-sur-Yvette, FRA) ,  PLACAIS B. (Ecole Normale Superieure, Paris, FRA)
資料名： Journal of Low Temperature Physics  (Journal of Low Temperature Physics)
巻： 153  号： 5-6  ページ： 339-349  発行年： 2008年12月 
JST資料番号： E0115C  ISSN： 0022-2291  CODEN： JLTPAC  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光学の単一光子源と類似した単一電子源の実現可能性について検討した。透過性可変のトンネル接合(量子ポンイントコンタクト)によって導体と結合した量子ドットを用いてオンデマンドの単一電子注入が実現できる。ドットポテンシャルを急変させて導体のフェルミエネルギー以上に単一エネルギー準位を上げることによって電子放出がトリガーされる。100psから10nsにわたる平均時間で単一電子が放出される。平均時間は障壁透過性とドットの充電エネルギーによって決定される。平均単一電子放出のプロセスを,実時間データ収集カードを用いて0.5nsの時間分解能で記録した。単一電子信号の測定結果は,有限励起エネルギーに適合した散乱理論に基づくシミュレーションの結果と比較検討した。実験的挙動はナノ時間スケールの数値シミュレーションによって非常に正確に再現できた。このような単一電子源と単一電子検出を組み合わせることによって,電子アンチバンチングや電子エンタングルメントのような現象を検出するための量子電子光学の領域が開かれるものと期待される。

シソーラス用語： *実現可能性 ,  *電子源 ,  *トンネル接合 ,  *量子ドット ,  *導体 ,  電子 ,  注入 ,  *散乱理論 ,  計算機シミュレーション ,  ナノ秒
準シソーラス用語： サブナノ秒 ,  単一電子 ,  単一電子源

分類 (1件)： 電子源,イオン源  (BD02020U)

タイトルに関連する用語 (4件)： 時間領域 ,  サブ ,  ナノ秒 ,  電子源