抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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経営コストの中で保全の占める割合は大きい。この保全の目的が,現状設備水準の維持にのみ留まっていたのでは,鉄道システムの発展につながらない。保全を核に鉄道システムが徐々に進化し,競争力を得る仕組みが欲しい。これまでの縦割りの保全を見直し,走行する車両によりデータを収集する仕組みに変えれば,安定走行のみならず速度向上への戦略も構築できる。全国に張り巡らされたネットワークを支える保全である。その業務は,いちいち現場に出向くのではなく,走行する列車から情報を収集し,拠点での保全形態にシフトしたい。その形態こそ,鉄道の体力を強化し,地方交通緑区の経営改善の切り札にもなる。列車制御システムが老朽更新期にある地方交通線に対し,正しい方向性を持った解を構築するチャンスを迎えている。今を逃すと,20年後を待たねばならなくなる。