Fourier変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析に基づく増殖特異的代謝産物を測定するためのメタボロミクスアプローチ

TAKAHASHI Hiroki; KAI Kosuke; SHINBO Yoko; TANAKA Kenichi; OHTA Daisaku; OSHIMA Taku; ALTAF-UL-AMIN Md.; KUROKAWA Ken; OGASAWARA Naotake; KANAYA Shigehiko

文献

J-GLOBAL ID：200902223936261192 整理番号：09A0152625

Fourier変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析に基づく増殖特異的代謝産物を測定するためのメタボロミクスアプローチ

Metabolomics approach for determining growth-specific metabolites based on Fourier transform ion cyclotron resonance mass spectrometry

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資料名：
巻： 391 号： 8 ページ： 2769-2782 発行年： 2008年08月
JST資料番号： E0425B ISSN： 1618-2642 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：ドイツ (DEU) 言語：英語 (EN)

Fourier変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析(FT-ICR/MS)は,その大きな解像度と正確性のために精密な質量測定値を得るための最良のMS技術である。今回相関解析を用いて,代謝産物由来のイオンの分類を考慮に入れることによる直接注入FT-ICR/MS上の代謝産物アノテーションのための方法を提示した。同位体関連の情報,MS/MS分析によるフラグメント化パターン,共発生代謝産物及びデータベース検索に基づく統合した分析は,代謝産物としてイオンをアノテーションでき,代謝産物成分に基づく細胞の状態を評価できた。全体で220の検出されたイオンが174の代謝産物誘導体グループに分類され,72のイオンがこの研究における候補代謝産物として選定された。最後に代謝プロファイルが,PCAの助けを借りて増殖段階間を識別できた。代謝プロファイルの機能としてのOD₆₀₀に対するPLS回帰を用いた構築モデルが,増殖段階に寄与するイオンの度合いを同定するために非常に有用であった。構築モデルに大きく影響する10のりん脂質が,細胞に非常に豊富であった。

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質量分析 , 代謝と栄養 , 細胞分裂・増殖

引用文献 (43件)：

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