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J-GLOBAL ID：200902224074969531   整理番号：08A0589974

新潟県産ワカメの生育に及ぼす温度,光量,塩分の影響

著者 (1件)： 馬場将輔 (海洋生物環境研 実証試)
資料名： 海洋生物環境研究所研究報告  (Report of Marine Ecology Research Institute)
号： 11  ページ： 7-15  発行年： 2008年03月 
JST資料番号： J0013A  ISSN： 1342-5676  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 新潟県柏崎産ワカメについて,配偶体および幼胞子体の成長と生残に及ぼす温度,光量,塩分の影響を室内培養により調べた。成長に適した温度と光量の条件は,配偶体では22°Cの100μmol/m²/s,幼胞子体では15°Cの100μmol/m²/sであった。雌雄配偶体の成熟上限温度は24~26°Cにあることが推定された。成長に適した温度と塩分の条件は,配偶体では20~22°Cの28~36psu,幼胞子体では10~20°Cの32psuであった。雌性配偶体の成熟は15~22°Cの20~36psuでほぼ100%に達した。高温と低塩分による生残率の低下傾向が,配偶体では26~30°Cで,幼胞子体では22~28°Cでそれぞれ認められた。(著者抄録)

シソーラス用語： *ワカメ ,  温度 ,  光量測定 ,  塩分 ,  ライフサイクル ,  胞子 ,  配偶体 ,  *隠花植物 ,  *チガイソ科 ,  生殖細胞
準シソーラス用語： 植物生育

分類 (2件)： 海藻類  (FH02040G) ,  植物に対する影響  (EE04030Z)

引用文献 (26件)：

• 秋山和夫(1965).ワカメの生態及び養殖に関する研究.第2報 配偶体の生長・成熟条件. 東北水研研報,No.25,143-170.
• 秋山和夫(1986).ワカメの増養殖.「農林水産研究文献解題 No.12 水産増養殖編」(農林水産技術会議事務局編),農林統計協会,東京, pp.278-287.
• 荒川久幸・松生 洽(1992).褐藻類ワカメ・カジメ遊走子の着生と成長,生残および成熟に及ぼす海底堆積粒子の影響.日水誌,58, 619-625.
• 馬場将輔・山本正之・渡辺幸彦(2006).流水式回流水槽によるワカメの水温と水流に対する生育反応.海生研研報,No.9,55-64.
• Choi, H.G., Kim, Y.S., Lee, S.J., Park, E.J. and Nam, K.W. (2005). Effects of daylength, irradiance and settlement density on the growth and reproduction of Undaria pinnatifida gametophytes. J. Appl. Phycol., 17, 423-430.

タイトルに関連する用語 (5件)： 新潟 ,  ワカメ ,  生育 ,  光量 ,  塩分