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J-GLOBAL ID:200902224265211825   整理番号:08A0824593

動的断層すべりと断層先端部の伝播に対する温度,流体圧,非弾性的間隙の非線形効果 すべり硬化の出現とパルス状断層すべり

Nonlinear effects of temperature, fluid pressure, and inelastic porosity on dynamic fault slip and fault tip propagation: Emergence of slip strengthening and pulse-like fault slip
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資料名:
巻: 113  号: B7  ページ: B07304-B07304-13  発行年: 2008年07月23日 
JST資料番号: C0294A  ISSN: 0148-0227  CODEN: JJGRDA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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我々は,非弾性的間隙率変化を含む熱間隙弾性効果を考慮して,理論的に動的断層運動を研究した。間隙率は温度とともに増加すると仮定し,断層すべりは1次元の断層モデルを仮定した。我々のこれまでの研究によって,こうした物理量の進化は単一の無次元パラメータSuによって支配されており,このパラメータは非弾性的間隙率の増加率とせん断過熱帯の厚さの積で与えられることがわかっている。温度の進化が断層岩の融解温度より低い温度にとどまる場合には,Suは0に近い値をとるか,1よりも大きな値になる。我々の2次元シミュレーションでは,Suが1より大きな値になると,パルス状のすべりが発生するが,これはすべり硬化の出現の必然的な帰結である。一方,Suが0に近い場合には,熱的圧力増加によってすべり軟化が生じる。Suが0に近い場合にはせん断応力はほぼ緩和されるが,Suが1を超える場合にはほんの一部が緩和されるに過ぎないので,後者の方が地震学的な観測に照らし合わせるとより合理的であるとみなされる。断層先端の応力は,古典的な単一の断層モデルにおいては断層の伸張にともなってかなり増加する。対照的に,我々のモデルでは,Suが1より大きい場合,断層先端応力は伸張性断層の大きさにほんのわずかに依存性を示すだけであり,断層の成長はモデルパラメータにおける空間的な揺らぎの影響を受けやすい。本研究によって,動的断層運動においてすべり硬化が重要であることが示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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地震の物理的性質 

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