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J-GLOBAL ID：200902224328060075   整理番号：09A0662514

高圧力下における各種化合物の溶解挙動

High-Pressure Solubility of Several Compounds

著者 (1件)： 澤村精治 (立命館大学生命科学部応用化学科)
資料名： 材料  (Journal of the Society of Materials Science, Japan)
巻： 58  号： 6  ページ： 465-470 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： F0385A  ISSN： 0514-5163  CODEN： ZARYA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高圧溶解度は学術的な興味だけでなく,分離・精製プロセスとしての圧力晶析や,食品に対する高圧処理など産業界においても重要である。まず初めに,2種類の高圧容器,すなわち,クランプ式高圧光学セル,及びバルブ付き円筒型高圧容器について解説し,高圧溶解度の測定方法を記した。さらに,次の4つの様々なタイプの系における溶解度測定の具体例を挙げた。1)水中の無機化合物(塩化ナトリウム)の溶解,2)非極性有機化合物(トルエン,アントラセン,フェナントレン)の水への溶解,3)フラーレンの有機溶媒(ヘキサン,トルエン)への溶解,及び,4)極性有機固体(アミノ酸)の溶解度。

シソーラス用語： *溶解度 ,  *高圧 ,  圧力容器 ,  水溶液 ,  塩化ナトリウム ,  無極性分子 ,  フラーレンC60 ,  極性分子 ,  アミノ酸 ,  結晶構造 ,  立体配座 ,  相転移 ,  水和 ,  疎水性 ,  モル体積 ,  部分モル量 ,  結晶充填 ,  圧縮率 ,  アルキルベンゼン ,  芳香族縮合炭化水素 ,  アルカン ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン ,  分枝鎖アミノ酸 ,  ポリアセン

分類 (2件)： 溶液論一般  (CB05010Z) ,  化学熱力学(混合系)一般  (CB02031R)

物質索引 (9件)： トルエン ,  アントラセン ,  フェナントレン ,  ヘキサン ,  グリシン ,  アラニン ,  バリン ,  ロイシン ,  イソロイシン

引用文献 (31件)：

• 1) M. Moritoki, K. Kitagawa, K. Onoe and K. Kaneko, “Industrial Crystallization ‘84”, p.377 (1984) Elsevier.
• 2) C. Balny, R. Hayashi, K. Hermans and P. Masson. ed., “High Pressure and Biotechnology” (1992) John Libbey Eurotext.
• 3) S. Sawamura, “The fifth series of experimental chemistry”, the Chemical Society of Japan, ed., Vol.6, Chap.11·3 (2005) Maruzen.
• 4) S. Sawamura, “High-pressure investigations of solubility”, Pure and Applied Chemistry, Vol.79, pp.861-874 (2007).
• 5) S. Sawamura, “High pressure solubility in water”, High Pressure Liquids and Solutions, ed. Y. Taniguchi, M. Senoo and K. Hara, pp.1-17 (1994) Elsevier.

タイトルに関連する用語 (3件)： 高圧力 ,  溶解 ,  挙動