文献

J-GLOBAL ID：200902224404893863   整理番号：08A1018624

抑鬱に対する認知療法対薬物療法:治療の結果と神経機構

Cognitive therapy versus medication for depression: treatment outcomes and neural mechanisms

著者 (3件)： DERUBEIS Robert J. (Univ. Pennsylvania, Pennsylvania, USA) ,  SIEGLE Greg J. (Western Psychiatric Inst. and Clinic, Pennsylvania, USA) ,  HOLLON Steven D. (Vanderbilt Univ., Tennessee, USA)
資料名： Nature Reviews. Neuroscience  (Nature Reviews. Neuroscience)
巻： 9  号： 10  ページ： 788-796  発行年： 2008年10月 
JST資料番号： W1331A  ISSN： 1471-003X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 抑鬱は重篤な疾患で,米国では生涯の罹患率が人口の16%を越える。抑鬱は患者を衰弱させ,他の神経疾患との共罹患率も高い。抑鬱に対する認知療法は抗抑鬱剤による薬物療法と同様に効果的であり,治療中断後の再発の危険性を下げる。認知療法は薬物療法と同様の神経機構に働きかけていることが推定される。この総説では,抑鬱の性質,治療の現状,薬物療法そして認知療法を解説し,認知療法と薬物療法の結果を比較した。また抑鬱で生じる神経機構(扁桃体の活動の上昇と前頭前野皮質制御の低下など),認知療法や薬物療法が脳神経回路に及ぼす効果,脳回路の変化の予測に関する研究の現状を解説し,将来の治療方法の展望を行った。

シソーラス用語： *抑うつ ,  *認知行動療法 ,  *薬物療法 ,  抗うつ薬 ,  前頭前野 ,  ヒト ,  予後 ,  再発 ,  NMRイメージング ,  扁桃体 ,  大脳半球
準シソーラス用語： 扁桃核 ,  fMRI

分類 (2件)： 精神障害の治療一般  (GR04010S) ,  中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (5件)： 抑鬱 ,  認知療法 ,  薬物療法 ,  治療 ,  神経