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J-GLOBAL ID:200902224408068972   整理番号:09A0604520

zebra chipを罹病したジャガイモにおけるCandidatus Liberibacter solanacearumの検出,同定および定量化のための多重リアルタイムPCR

Multiplex real-time PCR for detection, identification and quantification of ‘Candidatus Liberibacter solanacearum’ in potato plants with zebra chip
著者 (10件):
資料名:
巻: 78  号:ページ: 59-65  発行年: 2009年07月 
JST資料番号: H0882A  ISSN: 0167-7012  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ニュージーランドのトマトおよびトウガラシにおけるキジラミ類伝染性病害に関係するLiberibacterの新種Candidatus Liberibacter solanacearum(Lso)が,テキサス州および南西部の各州において,ジャガイモのzebra chip病(ZC)の病原菌として新しく見出された。定量的リアルタイムPCR(qPCR)および慣行PCR(cPCR)のための種特異的プライマLsoFを開発し,感染試料におけるLsoの検出と定量化を試みた。多重qPCRでは,植物チトクロームオキシダーゼを基盤としたプローブ-プライマセットを,宿主植物のポジティブ内部コントロールとして用い,環境試料における細菌個体群を正確に定量するために,DNA抽出法およびqPCRデータの正常化を行った。プライマLsoFおよびLsoF-プローブセットを用いたqPCRまたはcPCRは,カンキツ類やジャガイモに感染した他のLiberibacter種とは反応しなかった。野外試料に対する多重qPCRの下位検出限界は,反応当たり標的16S rDNAテンプレートの約20コピーであった。テキサス州の圃場から採集したZC感染ジャガイモの組織から,Lsoは容易に検出および定量化できた。根での最大Lso個体群は約3×108ゲノム/g(組織)であり,地上部組織上の個体群と比べて3オーダー高かった。Lso細菌個体群は,テキサス州の圃場で採集したZC感染ジャガイモを通して順当に分布した。その発生状況は,105~106ゲノム/g(組織)の平均的Lso個体群を含むZC感染ジャガイモ個体率は60%,107Lsoゲノム/g(組織)以上の個体率は4%,103Lsoゲノム/g(組織)以下の個体率は8%であった。多重qPCRは迅速に実施することができ,高感度,特異的かつ信頼性が高いことから,ジャガイモZCに関係したLiberibacter属の新種の早期検出と定量化に有用なツールとなることが示され,浄化されたジャガイモ種子ストックの利用可能性を確認するためのジャガイモの検疫プログラムおよびジャガイモ種子の検定プログラムと本病害の疫学的研究に有用と考えられる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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細菌による植物病害  ,  いも類 

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