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J-GLOBAL ID:200902224548315864   整理番号:09A0466590

ネオテチス海の発達に対するホットスポット-リッジ相互作用 チベット南部でのジュラ紀後期-白亜紀前期のマグマ活動からの洞察

Hotspot-ridge interaction for the evolution of Neo-Tethys: insights from the Late Jurassic-Early Cretaceous magmatism in southern Tibet
著者 (5件):
資料名:
巻: 24  号:ページ: 225-237  発行年: 2008年 
JST資料番号: C2045A  ISSN: 1000-0569  CODEN: YANXEU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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雅魯蔵布オフィオライトメランジェ帯(YZOMZ)は一般に,ネオテチス海の地上の名残りと受け止められている。これまでに得られたデータと著者らのデータを結びつけて,YZOMZからのジュラ紀後期-白亜紀前期の玄武岩についての分布と地球化学を合成し,詳細に地域の比較によるネオテチス海の発達に含む地球力学プロセスを調べている。その結果は次を示す。すなわち,(1)Dongla村と北部Cuolashankouは密接にMORBと地球化学的親和性を持ち,南部CuolashankouはOIB型玄武岩に似ており,Sagaの近くの桑単林の玄武岩はOIB及びMORB型玄武岩から成る。(2)少なくともOIB,MORB,IAB型ジュラ紀後期-白亜紀前期玄武岩は恐らくチベット南部でおよそ1500km東西に伸びるYZOMZで共存する。動きのない高電界強度元素の比によると,中央YZOMZと中央-西部YZOMZ(例えばSaga)は,ホットスポット活動の深いデプリート源から生じた可能性がある。微量元素モデルの結果は次を示唆する。すなわち,(1)YZOMZからのOIB型玄武岩は主に,柘榴石レールゾライトの穏やかな部分溶融から由来している可能性があり,(2)MORB型玄武岩は主に,スピネルレールゾライトの穏やかな部分溶融から生じている可能性があり,(3)中央YZOMZはスピネルレールゾライトの部分溶融により生じた可能性があり,一方,柘榴石は東部及び西部YZOMZのIAB型玄武岩のマントル源に残存鉱物として残るであろう。著者らの結果を,He同位体データ,YZOMZでこれまでに報告された鉱物学的観察,ヒマラヤでの新しい古地磁気研究と結びつけて,ジュラ紀後期-白亜紀前期でのネオテチス海の発達に対するホットスポット-リッジ相互作用の可能なモデルを提唱する。このモデルは説明のためだけのものであり,もっとデータが得られたときに,受け入れるか拒否するかを更に調べるべきであることを強調しておくが,チベット南部のジュラ紀後期-白亜紀前期の玄武岩は,著者らの提示モデルに関し十分説明できることが明らかである。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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構造地質学・テクトノフィジクス一般 

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