抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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子どもが好む自然の遊び環境を調査し,都市における自然遊び場環境の整備に関する要素を考察した。子どもの頃の遊び環境に関する大学生を対象としたアンケート調査,大学生及び属性の多様な小学生を対象とした,写真を使用した自然遊び場に関する評価実験を行った。その結果,1)大学生の子どもの頃の遊びについては,「山・川・野原・田畑」など自然的空間における楽しい遊びの印象が強く,自然の遊び場の重要性を示していること,2)子どものころに体験した原風景的空間が,外遊び環境評価に大きく影響を及ぼすこと,3)子どもに関しては全体的に,樹木の存在と手入れが遊び場の評価に影響し,また樹木など自然的要素の多い場所で,遊具を使わない,集団的で多様な遊びを展開する可能性があること,4)自然活動に参加している子どもたちは,経験のない子どもたちよりも自然的空間に対する親しみが高いこと,などが分かった。