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J-GLOBAL ID：200902224773348917   整理番号：09A0817662

水平2方向入力を受けるH形鋼柱の動的応答と変形累積の収束・発散の予測に関する研究

PREDICTION OF CONVERGENT-DIVERGENT ACCUMULATION OF DISPLACEMENT AND DYNAMIC RESPONSE OF H-SHAPED STEEL BEAM-COLUMNS SUBJECTED TO HORIZONTAL TWO-DIRECTINAL GROUND MOTION

著者 (3件)： 内田保博 (京都府大 大学院生命環境科学研究科) ,  川口淳 (三重大 大学院工学研究科) ,  森野捷輔 (三重大 工)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 642  ページ： 1503-1511  発行年： 2009年08月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： H形鋼柱に水平二方向の正弦波荷重を加える振動実験を行うと共に1質点系の動的解析を行い,その結果を比較した。また水平二方向荷重を受ける1質点系の累積応答変位が収束または発散に至る限界軸力を解析結果から求めた。この検討の主な結果は以下の通りである。1)入力が一方向,二方向いずれの場合も,崩壊はx方向変位の増大に伴って生じ,一方向入力時の崩壊モードも横方向の不安定減少であった。2)大幅厚比のNHシリーズ試験体は,局部座屈による動特性変化により小幅厚比のNHシリーズに比べて弱軸変位の増加率が低い。3)偏心質量の影響は幅厚比の大きいWHシリーズにおいて顕著である。4)提案モデルによる解析結果は実験結果と良い一致を示した。

シソーラス用語： *H形柱 ,  水平荷重 ,  *動的応答 ,  *二軸曲げ ,  振動台試験 ,  解析モデル ,  累積塑性変形 ,  *立体

分類 (3件)： 金属構造  (RA04050W) ,  柱  (HD03030S) ,  構造動力学  (HD02000E)

引用文献 (9件)：

• 1) Uchida, Y., Kawaguchi, J. and Morino, S.: Dynamic Response of Steel Beam-Column with Square Hollow Section, Shaking Table Tests of Steel Beam-Columns Subjected to Biaxial Bending (Part 1), 日本建築学会構造系論文集、No.577、pp.123-130、2004.3
• 2) 内田保博、小御門匡:繰返し外力を受けるトラス構造の耐力低下及び変形累積挙動に関する研究、日本建築学会構造系論文報告集、第454号、pp.161-170、1993.12
• 3) 若林實、中村武、吉田望、岩井哲、高井秀博:振動台を用いた鉄骨組の動的加振実験、京大防災研究所年報第22号B-1、pp.243-254、1979.4
• 4) 若林實、藤原悌三、中村武、富田真一:1層鉄骨組の捩れ振動実験、京大防災研究所年報、第24号B-1、pp.157-169、1981.4
• 5) 若林實、藤原悌三、中村武、富田真一:1層鉄骨組の偏心質量による捩れ振動に関する実験的研究、日本建築学会大会学術講演梗概集、pp.1909-1910,1981.9

タイトルに関連する用語 (8件)： 2方向 ,  H形鋼 ,  動的応答 ,  累積 ,  収束 ,  発散 ,  予測 ,  研究