抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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XML等の木構造を論理構造として持つデータの処理の記述方式には,プログラムの可読性・保守性に優れた木構造処理方式と,メモリ効率に優れたストリーム処理方式がある。両者の利点を両立させるため,末永らは木構造処理プログラムをストリーム処理プログラムに自動変換する枠組みを提案している。しかし,変換時のバッファリング命令の挿入において,部分木全体がバッファリングされてしまうという問題点があった。この問題を解決するため,本研究では木の一部のみをバッファリングするための命令を挿入するための枠組みを提案する。部分的バッファリングの挿入は,既存の末永らの枠組みでバッファリングを挿入した後に,各データの不要部分を型として推論することによって行うことができる。そこで,本論文ではバリアント型を持つ一般的なλ計算の枠組みを対象として,不要データ除去変換を定式化する。この理論に基づき,XML処理プログラムに対する部分バッファリングの自動挿入器を実装し,ベンチマークプログラムを用いてその有効性を検証した。(著者抄録)