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J-GLOBAL ID:200902225032545207   整理番号:08A1243679

流紋岩質マグマのマグマ水蒸気爆発 実験および野外での証拠

Phreatomagmatic explosions of rhyolitic magma: Experimental and field evidence
著者 (5件):
資料名:
巻: 113  号: B11  ページ: B11201-B11201-12  発行年: 2008年11月26日 
JST資料番号: C0294A  ISSN: 0148-0227  CODEN: JJGRDA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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玄武岩質のメルト組成と水を用いた溶融体と冷却物質の相互作用(MFCI)による爆発現象の実験的研究は,玄武岩や安山岩質マグマのマグマ水蒸気爆発の物理的プロセスに対する洞察を提供している。野外観察においては,流紋岩質やデイサイト質マグマのマグマ水蒸気爆発が起こっているが,実験室において高シリカマグマと水の相互作用による爆発性MFCI実験はまだ実現していない。これらのメルトは高粘性であり,メルトと水の流体力学的混合が起こらないため,塩基性メルトを用いた爆発性MFCI実験が予察的に行われてきた。我々の行った新たな実験では,メキシコ(Tepexitl)の流紋岩質の火山灰リングをもつ火山で採取した試料を用いている。新たな実験的アプローチを開発し,メルトの力学的変形によって,混合の前処理を施し,メルトと水の接触部で脆性破壊を起こさせた。物理的計測を行って室内での爆発現象を記録し,流紋岩質の爆発性MFCIの定量的証拠を得た。さらに,実験で生じた粒子とTepexitl堆積物における堆積物粒子を比較し,それらの化学組成,鉱物組成,粒径,粒子形態が同一であることが示された。詳細な組織分析からは,実験室の粒子にも,火山堆積物粒子にもマグマ水蒸気爆発で生じた粒子が含まれていることが証明された。この一連の実験結果から,天然条件においても応力によるマグマの破壊によって,マグマと水の相互作用が臨界状態に達し,高シリカ質マグマにおいてもマグマ水蒸気爆発をトリガーすることが示された。こうした火山爆発における水は,地殻浅部の地下水,地表水,強い降雨,雪氷や未固結堆積物への流入にともなうものである。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
地球熱学,火山物理学 

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