文献

J-GLOBAL ID：200902225124448070   整理番号：09A1032217

一次肝細胞代謝,機能的分極,遺伝子発現および薬剤クリアランスの酸素仲介増強

Oxygen-mediated enhancement of primary hepatocyte metabolism, functional polarization, gene expression, and drug clearance

著者 (7件)： KIDAMBI Srivatsan (Harvard Medical School, MA) ,  YARMUSH Rubin S. (Harvard Medical School, MA) ,  NOVIK Eric (HμREL Corp., CA) ,  CHAO Piyun (HμREL Corp., CA) ,  YARMUSH Martin L. (Harvard Medical School, MA) ,  NAHMIAS Yaakov (Harvard Medical School, MA) ,  NAHMIAS Yaakov (Hebrew Univ. Jerusalem, Jerusalem, ISL)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 106  号： 37  ページ： 15714-15719  発行年： 2009年09月15日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 肝臓は代謝の中心的な役割を有し,薬剤などの生体異物の代謝にも大きく関与している。一方で,薬剤性肝毒性や予測外の薬物代謝が薬剤の市販後市場撤退の原因となっている。そこで本報では,薬剤クリアランスおよび肝毒性の前臨床スクリーニングに使用できるモデルの開発を目指して検討した。その結果,代謝機能を高く維持した初代ヒトおよびラット肝細胞を含む微小環境を形成することが出来た。95%酸素下の無血清培地内で肝細胞と血管内皮細胞を共培養することにより,分離されたばかりの肝細胞と同等の極性,チトクロームP450の活性,および遺伝子発現プロファイルを数日間以上維持することが出来た。また,このような高酸素下共培養を用いると,薬剤クリアランス速度の予測が可能であることから,この培養法は薬剤代謝のスクリーニングに有効であることが示唆された。

シソーラス用語： *肝細胞 ,  血管内皮細胞 ,  肝毒性 ,  薬物代謝 ,  ヒト ,  ラット ,  チトクロームP450 ,  遺伝子発現 ,  環境 ,  培養 ,  酸素過多 ,  共培養 ,  クリアランス ,  培養細胞 ,  線維芽細胞 ,  薬物相互作用 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族フッ素化合物 ,  芳香族塩素化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  脂環式化合物 ,  スピロ化合物 ,  酸イミド ,  エーテル ,  脂肪酸 ,  大環状化合物 ,  ヒドラゾン ,  ラクタム ,  酸素複素環化合物 ,  多価フェノール ,  架橋化合物 ,  カルボン酸エステル ,  ヒドロキシケトン ,  ポリオール ,  ステロイド ,  ラクトン ,  少糖類 ,  配糖体 ,  デオキシ糖 ,  ピラノシド ,  微小環境 ,  3T3-J2細胞 ,  遺伝子プロファイル ,  ネズミ亜目 ,  分子遺伝現象 ,  脂環式アルコール ,  ジオール ,  硫黄複素環化合物 ,  アミノアルコール ,  第二アミン ,  第二アルコール ,  芳香族ケトン ,  芳香族化合物 ,  ウレア化合物 ,  スルホキシド ,  フェノールエーテル
準シソーラス用語： 遺伝子発現プロファイル ,  高酸素 ,  培養法

分類 (2件)： 肝臓  (EJ06060J) ,  細胞・組織培養法  (EA03040R)

物質索引 (11件)： ミダゾラム ,  ブスピロン ,  リファンピシン ,  ジゴキシン ,  チモロール ,  ナリンゲニン ,  アンチピリン ,  カルバマゼピン ,  オメプラゾール ,  メトプロロール ,  シルデナフィル

タイトルに関連する用語 (9件)： 肝細胞 ,  代謝 ,  分極 ,  遺伝子発現 ,  薬剤 ,  クリアランス ,  酸素 ,  仲介 ,  増強