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J-GLOBAL ID：200902225144918634   整理番号：09A0298314

低溶解度グリセロールデヒドラターゼ,補酵素B₁₂依存性のグリセロールデヒドラターゼとジオールデヒドラターゼのキメラ酵素

Low-solubility glycerol dehydratase, a chimeric enzyme of coenzyme B₁₂-dependent glycerol and diol dehydratases

著者 (5件)： TOBIMATSU Takamasa (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  NISHIKI Tsuneo (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  MORIMOTO Masaya (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  MIYATA Ryou (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  TORAYA Tetsuo (Okayama Univ., Okayama, JPN)
資料名： Archives of Microbiology  (Archives of Microbiology)
巻： 191  号： 3  ページ： 199-206  発行年： 2009年03月 
JST資料番号： A0450A  ISSN： 0302-8933  CODEN： AMICCW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ジオールデヒドラターゼの低溶解度が,βサブユニットとγサブユニットのN末端領域によって決定されていると推察し,その可能性を検証した。そのために,ジオールデヒドラターゼと高い配列相同性を示し,可溶性のサイトゾル酵素であるグリセロールデヒドラターゼについて,そのβならびにγサブユニットに,ジオールデヒドラターゼサブユニットのN末端領域を付加したキメラ酵素を作製した。ジオールデヒドラターゼにおけるβサブユニットのアミノ酸残基2~34領域とγサブユニットの2~33領域を付加しても,グリセロールデヒドラターゼの可溶性はわずかしか低下しなかった。それに対して,ジオールデヒドラターゼβサブユニットのアミノ酸残基35~60領域を含むキメラ蛋白質では溶解度が大きく低下し,大腸菌で発現させたときに,その97%が不溶性画分に存在していた。ハイドロパチー解析から,ジオールデヒドラターゼのこの領域は,疎水性相互作用以外の分子間力によって溶解度を低下させると推察した。

シソーラス用語： *ヒドロリアーゼ ,  溶解度 ,  融合タンパク質 ,  アミノ酸配列 ,  キメラ蛋白質 ,  グリセロールデヒドラターゼ ,  *ジオールデヒドラターゼ

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  酵素一般  (EB09010D)

タイトルに関連する用語 (6件)： 溶解度 ,  グリセロールデヒドラターゼ ,  補酵素B12 ,  依存性 ,  ジオールデヒドラターゼ ,  キメラ酵素