抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究の目的は,北部ノルウェー,Finnmarkでの最近の気温変化による上部森林限界の影響についての手短な見解を得ることである。この地域の森林は山地ガンバ(Betula pubescens)とScotsマツ(Pinus sylvestris)が優勢である。殆どの地域では,上部森林限界はca.300ma.s.l.の高度で山地ガンバの樹木で構成され,いくつかの地域ではScotsマツもその場を占めている。樹木年齢構造の前研究では,森林限界を形成する樹木が1940年代の温暖期に芽生えたことを示している。最近の温暖化は森林限界でまたそれ以上で新しいものを形成する。2007年7月に5つの方形プロットをセットし,樹木種の個々を計数して樹木サイズを測定した。ガンバ森林プロットで多くの若木と苗木が計数されたが,サイズ分布に明確なギャップが存在する。高さ50~100cmの個々のものは,恐らく激しいトナカイ擦り剥きのために殆どが失われた。Scotsマツも高さにギャップが見られるが,これは明確ではない。このギャップは1960年代~1980年代のより寒冷な時期に形成されたものであると考えられる。(翻訳著者抄録)