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J-GLOBAL ID：200902225840113870   整理番号：08A1239258

履歴型ダンパー付多層骨組の地震時の応答層間変形角分布の改善法について

A METHOD TO IMPROVE THE DISTRIBUTION OF STORY DRIFT ANGLE RESPONSES IN MULTI-STORY BUILDING WITH HYSTERETIC DAMPERES UNDER EARTHQUAKE EXCITATIONS

著者 (2件)： 河野昭彦 (九大 大学院人間環境学研究院) ,  平田寛 (九大 大学院人間環境学府)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 634  ページ： 2247-2251  発行年： 2008年12月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： せん断パネルを利用した履歴型ダンパ付き骨組について,ダンパ耐力を調整して最大応答層間変形角を目標値へ近付ける応答改善法を提案した。その適用例を算定した結果,1)層間変形角の集中則を層せん断耐力の変形集中指数mの累乗に逆比例すると仮定して定式化し,mをパラメータとした骨組モデルの時刻歴地震応答解析を行った結果,等価耐力係数αを4とした場合,mは概ね1でよいこと,2)降伏層間変形角が0.1~0.2%程度のダンパにおいて,βが0.3程度までの範囲では,提案した最大応答層間変形角の改善法は,4層~12層の範囲で層数に関わらず,スパン長さに関わらず,入力地震動強さに関わらず等しく有効であること,などが分かった。

シソーラス用語： *制振構造 ,  *ダンパ ,  応答解析 ,  角度 ,  歪分布 ,  改良 ,  耐荷力 ,  骨組 ,  モデリング ,  固有周期 ,  応力歪特性 ,  構造解析 ,  応答スペクトル ,  多層構造 ,  水平 ,  集中化 ,  地震動 ,  層間変形角
準シソーラス用語： プッシュオーバー解析 ,  地震応答解析 ,  変形集中 ,  *履歴型ダンパ

分類 (1件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (9件)：

• 日本鋼構造協会. 履歴型ダンパー付骨組の地震応答性状と耐震設計法. 1998
• ダンパー用鋼材利用技術開発委員会. 履歴型ダンパー付骨組の設計法, 建築研究所/日本鉄鋼連盟市場センター共同研究「先端技術による新しい鋼構造システムの開発」報告書. 2003
• 川上秀二郎. CFT構造ラーメン骨組の地震時の応答層間変形角分布の改善法について. 日本建築学会構造系論文集. 2004, 585, 223-229
• 松竹勲臣. 累積塑性変形による制振効果を反映した履歴型ダンパーの等価耐力について. 鋼構造年次論文集. 2007, 14
• 秋山宏. エネルギーの釣合に基づく建築物の耐震設計. 1999

タイトルに関連する用語 (7件)： 履歴型ダンパー ,  多層 ,  骨組 ,  地震 ,  応答 ,  層間変形角 ,  分布