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J-GLOBAL ID:200902225884546757   整理番号:09A0881501

銅酸塩酸化物における強結合超伝導

Strong-Coupling Superconductivity in the Cuprate Oxide
著者 (1件):
資料名:
巻: 78  号:ページ: 084712.1-084712.17  発行年: 2009年08月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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フォノンによる超交換相互作用の変調に起因する電子-フォノン相互作用を考慮するt-Jモデルをベースに,Kondo格子理論により,銅酸塩酸化物の超伝導を研究する。電子の自己エネルギーは単一サイトと複数サイトエネルギーに分割される。超伝導秩序パラメータが現れる,あるいは複数サイト自己エネルギーが異常であっても,t-Jモデルの単一サイトの自己エネルギーを,単一ツイトの自己エネルギーが単純に従来のFermi液体のそれであるAndersonモデルの対応するエネルギーにマッピングすることにより,それが証明される。単一サイト自己エネルギーにより特性化される電子液体は従来のFermi液体である。Fermi液体は共鳴価電子結合(RVB)メカニズムによりさらに安定化する。安定化Fermi液体は,超伝導と異常なFermi液体挙動を研究するのに使用できる関連する非摂動状態である。部分的に超交換相互作用を含むいわゆるスピンゆらぎ媒介の交換相互作用は,dA(A=x2-y2)波Cooper対を結びつける引力相互作用である。スピン磁化率の解析から,電子-フォノン相互作用のため,交換相互作用の虚数部は±ω*に鋭いピークあるいは窪みを持つ。ここでノーマル状態では,ω*≒ωphであり,超伝導状態では(1/2)εG≦ω*≦(1/2)εGphである。ここでωphは関連フォノンのエネギーでありεGは超伝導ギャッブである。虚数部が±ω*に鋭いピークあるいは窪みを持つ場合,擬似粒子の分散関係は化学ポテンシャルの上下で,±ω*近くにキンク構造を持ち,状態密度は超伝導状態のコヒーレンスピークの外側で±ω*近くに窪み-こぶ構造を持ち,ギャップ異方性は単純なdA(A=x2-y2)波異方性からずれる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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酸化物系超伝導体の物性 
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