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J-GLOBAL ID：200902225886669287   整理番号：09A0222077

流域規模での水・物質循環管理支援モデルに関する研究(3)

著者 (2件)： 尾崎正明 (土木研) ,  山下洋正 (土木研)
資料名： 下水道関係調査研究年次報告書集  (土木研究所資料)
巻： 2007  ページ： 76-80  発行年： 2009年01月 
JST資料番号： G0037C  ISSN： 0386-5878  資料種別： 年次報告 (Y)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 流域開発で必須元素の河川への供給が減少し水生生態系へ影響していると懸念されており,都市雨水・排水由来の必須元素の負荷量の解明および河川への影響把握と対策の可能性の検討を目標として,関東地方の都市影響河川の流域を調査した。溶解性鉄は都市排水中濃度が河川水中濃度の半分以下程度で,都市排水流入により河川水中濃度が低下,溶解性窒素・リンに対する濃度比も低下するが,レッドフィールド比より大で不足の可能性は低いと考えられた。溶解性ケイ素は都市排水中濃度が河川水中濃度と同程度で,都市排水流入が河川水中濃度へ影響しないが,溶解性窒素・リンが増大して濃度比がレッドフィールド比を下回る場合があり不足が考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： 流域開発 ,  *河川水 ,  循環 ,  水循環 ,  生態系 ,  関東地方 ,  都市河川 ,  窒素 ,  リン ,  ケイ素 ,  鉄 ,  濃度 ,  *溶存成分 ,  下水処理水 ,  放流
準シソーラス用語： 水圏生態系 ,  *物質循環 ,  放流水

分類 (1件)： その他の廃水処理・処分  (SC03070S)

引用文献 (4件)：

• Humborg et al.: Effect of Danube River dam on Black Sea biogeochemistry and ecosystem structure, Nature, Vol.386, No.27, pp. 385-388, 1997.
• 原島省, 陸水域のシリカ欠損と海域生態系の変質, 水環境学会誌, 26, 621-625, 2003
• Matsunaga et al.: Riverine input of bioavailable iron supporting phytoplankton growth in Kesennuma Bay (Japan), Water Research, Vol.32, 1998, pp. 3436-3442.
• Hutchins et al.: Competition among marine phytoplankton for different chelated iron species, Nature, 400, pp. 858-861, 1999

タイトルに関連する用語 (7件)： 流域 ,  規模 ,  水 ,  物質循環 ,  管理支援 ,  モデル ,  研究