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J-GLOBAL ID:200902226265098150   整理番号:08A0736811

メタボリックシンドロームに関連した酸化ストレス誘導危険因子:統一仮説

Oxidative stress-induced risk factors associated with the metabolic syndrome: a unifying hypothesis
著者 (5件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 491-504  発行年: 2008年08月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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メタボリックシンドロームとインシュリン耐性との生化学レベルにおける関連性は完全には判明していないが,実験的及び臨床的確証が進むにつれ,全危険因子の出現を説明し臨床的徴候を支持しうる酸化ストレスが,病原性の中心的役割を担う候補者として注目を集めている。実際,メタボリックシンドロームの患者においては,活性酸素種の増加,抗酸化的保護作用の低下,及び脂質過酸化を誘導する生化学的径路の活性化が示されている。患者に観察される腹部脂肪蓄積の増加,肝脂肪症及び全身性酸化ストレス,一酸化窒素誘導体及び抗酸化ビタミン濃度の低下,及び酸化による内皮の損傷とメタボリックシンドロームとの関連は,酸化ストレスが病原性の見解を統一する共通の二次的段階現象であることを強力に支持するものである。さらに,酸化ストレスは,細胞内センサーの活性化あるいは阻害を通して脂質及び糖代謝支配遺伝子の発現を制御することが明らかになっている。食事の構成成分は酸化還元反応と酸化ストレスの程度を調整することができ,それに伴い核内の遺伝子発現にも作用する。食品と遺伝子の相互作用の結果,メタボリックシンドロームの患者は,酸化ストレス調整エフェクターで活性化された異なる径路により異なる疾患の特徴や程度を示すかもしれない。この見解により,危険因子出現の決定において家族の差異や民族間の変異をも説明できる可能性もありうる。本レビューでは,メタボリックシンドローム患者における個々の病原因子出現を誘導する酸化ストレス現象に対し機械的に焦点を合わせ,さらなる臨床的アプローチの助けとしたい。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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代謝異常・栄養性疾患一般  ,  食品一般  ,  動物の代謝と栄養一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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