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J-GLOBAL ID：200902226476079365   整理番号：09A0101788

東京湾岸に位置する人工潟湖(新浜湖)の魚類相

Ichthyofauna of the artificial lagoon, Shinhama-ko, located along the northernmost shore of Tokyo Bay

著者 (5件)： 河野博 (東京海洋大 海洋科学) ,  横尾俊博 (東京海洋大 海洋科学) ,  横尾俊博 (島根大 汽水核研究セ) ,  茂木正人 (東京海洋大 海洋科学) ,  加納光樹 (茨城大 広域水圏環境科学教育研究セ)
資料名： 日本生物地理学会会報  (Bulletin of the Biogeographical Society of Japan)
巻： 63  ページ： 133-142  発行年： 2008年12月20日 
JST資料番号： L1695A  ISSN： 0067-8716  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2004年4月から2005年4月にかけて,東京湾最奥部に位置する人工潟湖の新浜湖にある干潟域において小型地曳網による魚類相調査を行なった。調査期間中に採集された魚類は28種以上の24,874個体であった。最も優占したのはハゼ科魚類のエドハゼとマハゼでそれぞれ全採集個体数の39.6%と37.1%を占め,次いでニクハゼ(14.0%),ビリンゴ(5.0%),ハゼ科不明複数種(1.7%),アベハゼ(0.8%),マサゴハゼ(0.8%)が多かった。これらの優占種の大半が河口域で生活史のほとんどすべてを過ごす河口魚であった。海水魚や通し回遊魚の生息量は,当地での1975-1980年の魚類相調査や東京湾の他の干潟域における最近のデータと比べて非常に少なかった。これらのことから,新浜湖では最近になって川や海とのつながりが弱まった可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *湾 ,  *生物相 ,  優占種 ,  *ラグーン ,  ハゼ科 ,  数 ,  生息場所 ,  季節的変動 ,  干潟 ,  *東京湾 ,  個体数 ,  人工干潟
準シソーラス用語： *人工潟湖

分類 (1件)： 生態系  (EE01040P)

引用文献 (41件)：

• 相崎守弘. 淡水化された汽水湖-霞ヶ浦. 汽水域の科学中海・宍道湖を例として. 2001, 114-126
• 荒山和則. 東京湾外湾の砕波帯の魚類相. Mer. 2002, 40, 59-70
• 岩田明久. 横浜市沿岸域における環境変化と魚類相. 横浜市公害対策局公害資料. 1979, 82, 1-246
• 風呂田利夫. 新浜水鳥保護区の現況 (1977年度). 千葉県行徳近郊緑地特別保全地区 (新浜水鳥保護区) 生物調査報告. 1979, 3, 昭和52年度, 1-5
• 風呂田利夫. 海岸環境の修復. 東京湾の生物誌. 1997, 202-218

タイトルに関連する用語 (5件)： 東京湾岸 ,  人工 ,  潟湖 ,  新浜 ,  魚類相