抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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シエンフエゴスは19世紀にキューバに建設されたスペイン植民都市の典型の一つである。その都市計画の基本モデルと特に街区分割の解明を試みた。そのために現地調査と現地で入手した資料の分析を行った。結果,シエンフエゴスの建設は1819年にフランス人デ・クルーエが入植以後本格的に始まった,基本的に100バラ(約87m)x100バラを街区の単位として,街路幅も15バラの単純なグリッドシステムが採用された,街区モデルとして1000バラ平方を単位とする10分割システムが採用されている,これはフランスのボーバンが採用した分割パターンで18世紀末以降他の地域でも見られる,市域の拡張はグリッドを延長する形で行われた,都市計画法が1856年に制定され,改定しながら今日まで維持されている,街区分割,宅地分割は一貫して進行してきたが街区全体に影響する合筆などは起きず景観の大きな変化は生じていない,等の知見を得た。