文献

J-GLOBAL ID：200902226813811995   整理番号：08A0769298

植物における組換蛋白質生産のためのウイルスベクター

Viral vectors for production of recombinant proteins in plants

著者 (3件)： LICO Chiara (ENEA CR Casaccia, Rome, ITA) ,  CHEN Qiang (Arizona State Univ., Arizona) ,  SANTI Luca (Univ. Rome ‘Tor Vergata’, Rome, ITA)
資料名： Journal of Cellular Physiology  (Journal of Cellular Physiology)
巻： 216  号： 2  ページ： 366-377  発行年： 2008年08月 
JST資料番号： E0042B  ISSN： 0021-9541  CODEN： JCLLA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 組換蛋白質の生産系としての植物の利用は過去20年間にわたり精力的に研究されてきた。植物は一定の条件下で効率的/持続的に大量の産物を生産することから,蛋白質工場として魅力的であり,製造費の低減に有利である。また,植物は哺乳類細胞または全トランスジェニック動物系よりもはるかに少ないヒト病原性微生物を保持する。さらに,主要な利点の1つは哺乳類細胞に類似する内膜系及び分泌系を持つことである。したがって,蛋白質は適切な翻訳後修飾により効率的に集合した。これらのコスト,規模及び安全性の利点は商業的医薬品製造及び発展途上国での製造に有望な「工場製医薬品」をもたらすだろう。植物における組換蛋白質の生産に一般に3つの方法が採用される。1)核ゲノムの安定形質転換,2)葉緑体ゲノムの安定形質転換,及び3)ウイルスの一過性形質転換である。このレビューにおいて,主要な植物ウイルスに基づく生産戦略及び最新のウイルス発現系を示し,特に生産されたさまざまな蛋白質及びこれらの応用に焦点を合わせて概説した。

シソーラス用語： *組換タンパク質 ,  *ベクター ,  遺伝子導入 ,  ウイルス ,  *植物 ,  ヌクレオチド配列 ,  製薬業 ,  植物ウイルス ,  ゲノム ,  精製 ,  宿主
準シソーラス用語： ウイルスゲノム ,  *ウイルスベクター

分類 (3件)： 遺伝子操作  (EC02050B) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  植物の生化学  (EH01050J)

タイトルに関連する用語 (3件)： 植物 ,  組換蛋白質 ,  ウイルスベクター