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J-GLOBAL ID：200902226951610011   整理番号：09A1194066

リン酸水溶液中での銅の電気化学的平衡

Electrochemical Equilibria of Copper in Aqueous Phosphoric Acid Solutions

著者 (1件)： AKSU Serdar (SoloPower, Inc., California, USA)
資料名： Journal of the Electrochemical Society  (Journal of the Electrochemical Society)
巻： 156  号： 11  ページ： C387-C394  発行年： 2009年 
JST資料番号： C0285A  ISSN： 1945-7111  CODEN： JESOAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 正リン酸を含む水溶液中での銅の電気化学反応の平衡を初めて研究した。67通りの可逆反応のGibbs自由エネルギー,エントロピー,熱容量の変化から系の起電力,濃度(活量),pHの相互関係を計算した。固相をCu₃(PO₄)₂とその三水和塩として,広範囲の全溶解銅濃度{Cu_T},正リン酸活量{OP_T}について溶解度曲線,電位-pH曲線を構築した。これら2塩は安定域はほぼ同一であるが,三水塩は優越域が狭い。{OP_T}が増すとリン酸銅固相生成に要する{Cu_T}量が増す。{Cu_T}が低く{OP_T}が高いとリン酸が水-銅-リン酸錯体を作り銅の溶解領域を広くする。温度が上るとCu₃(PO₄)₂の溶解領域が広くなる。85wt%以上のリン酸濃度の銅の電解研磨では銅電極上にアノード固相膜が全く析出しないことが分る。文献の実験データとの一致は良好である。

シソーラス用語： *リン酸 ,  *水溶液 ,  *銅 ,  金属イオン ,  銅化合物 ,  リン酸塩 ,  *電気化学反応 ,  *化学平衡 ,  可逆反応 ,  Gibbs自由エネルギー ,  エントロピー ,  熱容量 ,  起電力 ,  濃度 ,  濃度依存性 ,  活量 ,  pH【水素イオン指数】 ,  pH依存性 ,  相関 ,  水和物 ,  溶解度 ,  銅錯体 ,  アクア錯体 ,  電解研磨 ,  アノード ,  析出 ,  膜 ,  薄膜成長 ,  酸化膜 ,  状態図
準シソーラス用語： *正リン酸 ,  相状態図 ,  銅イオン ,  陽極皮膜

分類 (3件)： 化合物の化学熱力学(混合系)  (CB02033Z) ,  電気化学反応  (CB07050F) ,  塩  (CD01050V)

タイトルに関連する用語 (4件)： リン酸 ,  水溶液 ,  銅 ,  化学的平衡