抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
普及が進んでいるデジタルスチルカメラの農業分野への利用例として,直播きされた水稲群落のデジタル画像を撮影し,苗立ち数の計測を試みた。撮影された画像をパーソナルコンピュータのディスプレイ上に表示し5名の計測者に目視させ,苗立ち数を計測する時の計測誤差率や計測時間,これらに影響を及ぼす画像条件を調べた。画像条件として画像解像度,苗立ち数,苗の水面への映り込み,播種条間の苗の重なりに着目した。画像全体の86.8%で目視計測の結果は実際の苗立ち数より少なく,苗立ち数を実際より少なく答える傾向が強かった。計測誤差率に影響を与える要因としては画像解像度と苗立ち数,播種条間の苗の重なりがあると考えられた。苗立ち数が石川県での推奨範囲40~70本/m
2の場合,計測誤差率は4.7~-13.0%となることが推定された。計測時間に影響を与える要因としては,主に苗立ち数と水面への映り込みがあると考えられた。計測時間と計測誤差率には相関はないことが判明した。(著者抄録)