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J-GLOBAL ID：200902227197050345   整理番号：08A0807224

Cu-Ni-Si系合金におけるNi及びSi量と強度-組織に関する一考察

Effect of Ni and Si Contents on Strength and Microstructure of Cu-Ni-Si Alloy

著者 (3件)： 桂進也 (神戸製鋼所 アルミ・銅カンパニー 長府製造所 銅板工場) ,  三輪洋介 (神戸製鋼所 アルミ・銅カンパニー 長府製造所 銅板工場) ,  畚野章 (神戸製鋼所 アルミ・銅カンパニー 長府製造所 銅板工場)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 47  ページ： 153-156  発行年： 2008年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 端子・コネクタに用いられるCu-Ni-Si系合金(コルソン合金)の強度向上のため,Cu-Ni-Si系合金のNiおよびSi添加量の限界とその原因を考察した。1.85~3.65mass%Ni,0.40~0.78mass%Siを含むCu-Ni-Si合金について熱間圧延後,溶体化処理後,時効処理後の特性を調べた。Ni-Si添加量の増加に伴い,熱間圧延後に数μmの粒径のNi-Si析出物が生成しやすくなり,この析出物は溶体化処理によって固溶させることが困難であり,曲げ加工性を劣化させた。Ni-Si添加量が4mass%を超える場合は特性向上に有効でないことが判った。

シソーラス用語： *銅合金 ,  *成形性 ,  曲げ加工 ,  *合金元素 ,  ニッケル添加合金 ,  ケイ素添加合金 ,  熱間圧延 ,  溶体化処理 ,  時効処理 ,  *析出物 ,  固溶体

分類 (2件)： 組織的硬化現象  (WB01020C) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (4件)：

• 岡本正三: 日本金属学会誌, 3-9(1939), 338.
• 銅と技術, 1-3(1965), 2-19.
• Gunter Joseph: Copper,(1999), 67-73.
• 高維林, 須田久, 成枝宏人, 菅原章: 銅と銅合金, 46(2007), 131-135.

タイトルに関連する用語 (5件)： Cu ,  Ni ,  Si系合金 ,  Si ,  組織