文献

J-GLOBAL ID：200902227342894719   整理番号：08A0658167

同期発電機を有する需要家の配電系統故障時における連系継続可能時間に対する限流器導入効果

Influence of Fault Current Limiter on Allowable Interconnecting Time Period of Customer Power System with Synchronous Generator

著者 (4件)： 飯岡大輔 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  西田忠光 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  横水康伸 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  松村年郎 (名古屋大 大学院工学研究科)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 128  号： 7  ページ： 929-936  発行年： 2008年07月01日 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 同期発電機を有する需要家が限流器を介して配電系統を連係することを想定し,系統故障時に自立運転へ移行することについて検討した。連係線に限流器を導入することによって,故障発生から発電機を解列するまでの時間の限界値(連係継続可能時間)が変化することを明らかにした。抵抗型限流器を導入した場合,限流器で消費される電力が発電機を減速させるため,減速器を導入しない場合よりも連係継続可能時間が短くなる場合があることを明らかにした。また,リアクトル型限流器を導入した場合,限流器自体が有効電力を消費しないため,発電機には強い減速力が働かず,自立運転移行時における負荷の消費電力が平常時の値とほぼ同じになり,結果として連係継続可能時間が長くなることがわかった。

シソーラス用語： *同期発電機 ,  配電系統 ,  故障 ,  *限流器 ,  分散型電源 ,  系統連系 ,  *連系系統 ,  リアクトル ,  抵抗
準シソーラス用語： *連系電力系統 ,  連系継続可能時間

分類 (1件)： 電力系統一般  (NB02000E)

引用文献 (11件)：

• (1) M. Ichikawa, F. Sato, S. Endo, and J. Takahashi: “Field Test of Driven Arc Type Fault Current Limiter for 6.6kV Distribution Lines”, Proc. of the Twelfth Annual Conference of Power & Energy Society, IEE of Japan, Vol. B, 342, pp. 209-210 (2001) (in Japanese)
• 市川路晴・佐藤文彦・遠藤 智・高橋準一: 「6.6kV 配電線用アーク駆動式限流器のフィールド試験」, 平成13年電気学会電力・エネルギー部門大会論文集(分冊B), 342, pp. 209-210 (2001)
• (2) T. Okuma, Y. Sato, T. Takahashi, N. Tokuda, M. Murai, N. Nagasaki, and K. Yuguchi: “Development of a 66kV Class Rectifier Type Fault Current Limiter System”, IEEJ Trans. PE, Vol. 123, No. 7, pp. 838-843 (2003-7) (in Japanese)
• 大熊 武・佐藤礼文・高橋芳久・徳田憲昭・村井正樹・長崎則久・湯口恭介: 「66kV 級整流型限流器モデルの開発」, 電学論B, 123, 7, pp. 838-843 (2003-7)
• (3) S. Sugimoto, S. Neo, H. Arita, J. Kida, Y. Matsui, and T. Yamagiwa: “Thyristor Controlled Ground Fault Current Limiting System for Ungrounded Power Distribution Systems”, IEEE Trans. Power Delivery, Vol. 11, No. 2, pp. 940-945 (1999)

タイトルに関連する用語 (7件)： 同期発電機 ,  需要家 ,  配電系統 ,  故障 ,  継続 ,  限流器 ,  導入効果