抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ポリ(エチレンオキシド)(PEO)の双極子モーメントおよび分子量と温度へのその依存性を,25から55°Cまでの温度領域において,比誘電率および希釈したPEO-ベンゼン溶液の密度を測定することによって研究した。重合体の双極子モーメント<μ<sub>molecule</sub><sup>2</sup>><sup>1/2</sup>は,重合度nの平方根に関して直線的に増加し,長距離の排除体積相互作用が重合体(例えばPEO)の双極子モーメントにほとんど影響を及ぼさないという理論的予測を確認した。PEOオリゴマ<sup>10,17</sup>の<μ<sub>molecule</sub><sup>2</sup>><sup>1/2</sup>とn<sup>1/2</sup>間の相関によれば,ジエチルエーテルμ<sub>DE</sub>の推定値は1.20Dであり,C-O結合モーメント,1.07Dのm<sub>C-O</sub>に至る。PEO重合体の構成繰返し単位当たりの平均値双極子モーメント<μ<sup>2</sup>><sup>1/2</sup>は,25°Cで1.04.002[D]である。ベンゼン中でPEOのために以下の双極子モーメント比および温度係数を得た:<μ<sup>2</sup>>/m<sup>2</sup>=0.47.002(25°C)およびd ln<μ<sup>2</sup>>/dT=(2.1.28)×10<sup>-3</sup>K<sup>-1</sup>(25~45°C)。実験結果を,Abeその他による回転異性状態(回転異性体状態)解析およびSasanumaによって研究されたPEOその他の立体配座特性と比較した。(翻訳著者抄録)