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J-GLOBAL ID：200902227501035480   整理番号：08A1112856

FFI Reports ヤマモモ抽出物を利用した酸化防止剤

著者 (2件)： 梅木陽一郎 (三栄源FFI) ,  森脇将光 (三栄源FFI)
資料名： Foods & Food Ingredients Journal of Japan  (Foods & Food Ingredients Journal of Japan)
巻： 213  号： 10  ページ： 953-961  発行年： 2008年10月01日 
JST資料番号： S0046A  ISSN： 0919-9772  CODEN： FFIJER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヤマモモは庭木や公園木などとしてもよく植栽されているが,6月頃に実をつける。生食の他にジャムやゼリーあるいは果実酒などに加工されて利用されている。ヤマモモには多価フェノールが含まれており,強い抗酸化作用を示す。ミリシトリンはフラボノイド配糖体の1つであり,特に強い酸化防止活性を持つ。ここではミリシトリンについて,その酸化防止メカニズムおよび食品への応用について,以下に説明した。1)ヤマモモ抽出物の製剤,2)ヤマモモ抽出物の酸化防止作用,2-1)活性酸素種(ラジカル)の消去,2-2)金属イオンの捕捉(キレート作用),2-3)紫外線の吸収,3)食品あるいは食品成分への劣化防止効果,3-1)色素の退色防止,3-2)食用油脂に対する酸化防止,3-3)フレーバーに対する劣化防止効果,3-4)ビタミン類に対する劣化防止効果,4)プロピレングリコール抜き油性新製剤YO-8630の抗酸化作用,5)その他,5-1)ヤマモモ抽出物の安定性,5-2)ヤマモモ抽出物の安全性,5-3)海外での認可,6)まとめ。

シソーラス用語： ヤマモモ科 ,  *果物 ,  物 ,  *酸化防止剤 ,  食品添加物 ,  多価フェノール ,  酸化防止 ,  活性酸素 ,  キレート化 ,  安定性 ,  許認可 ,  食用着色料 ,  食用油脂 ,  食品加工 ,  酸素複素環化合物 ,  配糖体 ,  ピラノシド ,  フラボノイド ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドロキシケトン ,  ラムノシド
準シソーラス用語： *ヤマモモ ,  抽出物

分類 (1件)： 果実とその加工品  (FJ11030Z)

物質索引 (1件)： ミリシトリン

引用文献 (32件)：

• 渡邊定元,“ヤマモモ”, 週刊朝日百科 世界の植物, 朝日新聞社, 8, 69-70(1994).
• 屋我嗣良, 内山義範, 仲宗根平男, ヤマモモの染色性について, 琉球大学農学部学術報告, 28, 255-263(1981).
• “ヤマモモ抽出物”, 第8版 食品添加物公定書, 日本食品添加物協会, 2007, pp. 625-626.
• Ronald L. Prior and Guohua Cao, Flavonoids: Diet and Health Relationships, Nutrition in Clinical Care, 3(5), 279-288(2000).
• Ann E. Stapleton and Virginia Walbot, Flavonoids Can Protect Maize DNA from the Induction of Ultraviolet Radiation Damage, Plant Physiol., 105, 881-889(1994).

タイトルに関連する用語 (3件)： ヤマモモ ,  抽出物 ,  酸化防止剤