抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本におけるコンクリート用骨材の諸問題について筆者が考察した内容を概説し,以下のような事項を述べた。1)日本コンクリート工学協会(JCI)が2005年~2006年度に設置した「骨材の品質とその有効利用に関する研究委員会」で得られた成果として,資源有効利用の観点から,骨材規格の可能性として,適材適所のローカルルールを整備することも重要であること,2)構造物の劣化事例の教訓を活かすため,骨材の品質として確保すべき項目は何かということも重要であること,3)材料製造に近い立場ほど量的な側面に重点が置かれ,加工が進むにつれて論点が質的な側面に重点が置かれる傾向があること,4)コンクリート工事のコンプライアンス及びアカウンタビリティを確保するため,徹底してトレーサビリティを確立することが重要であること。