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J-GLOBAL ID：200902227584531947   整理番号：08A0248287

科学の眼で文化財染織品を視てみると......

Cultural Textiles under the Scientific View Point

著者 (1件)： 佐々木(八木)良子 (京都工芸繊維大学 美術工芸資料館&ベンチャー・ラボラトリー研究員)
資料名： 繊維学会誌  (Journal of the Society of Fiber Science and Technology, Japan)
巻： 64  号： 1  ページ： P.36-P.44 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： F0278A  ISSN： 0037-9875  CODEN： SENGA5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 文化財染織品の修復・保存・復元を行う際に,知識と経験に基づく見た目からの推定が一般的であったが,客観的な科学的根拠も求められるようになってきた。文化財の科学的材質分析について概観し,以下の具体的分析例を示し,現状と今後の展望について紹介した。1)資料保管場所での非破壊染料分析(紅地流水桜花文唐織地色及び黄色の反射スペクトル,デジタル復元案など),2)実験室での非破壊分析(兎二立浪文辻ケ花染衣服残缺の偏光赤外スペクトルなど),3)紫円文コプト織りの破壊分析。

シソーラス用語： 財 ,  文化 ,  *文化財保護 ,  修理 ,  非破壊分析 ,  反射スペクトル ,  回復 ,  画像処理 ,  推定 ,  織物 ,  技術史 ,  染色
準シソーラス用語： 文化財

分類 (1件)： 繊維材料一般  (YM01070O)

引用文献 (11件)：

• 佐々木良子. 可視分光法・紫外分光法・質量分析法. 絹文化財の世界. 2005, 156-168
• 上村六郎. 延喜式鑑. 1986
• 佐々木良子. 反射分光分析による文化財染色品に用いられた天然染料の分析. 考古学と自然科学. 2001, 40&41, 1-15
• 佐々木良子. 京都工芸繊維大学美術工芸資料館所蔵染織品の調査2. 文化財保存修復学会第29回大会 (静岡) 講演要旨集, 2007年6月. 2007, 98-99
• 佐々木良子. 徳川美術館蔵「辻ヶ花染衣服残缺帖」より「兔ニ立浪文」裂地断片の科学分析と「葵紋兔ニ立浪文辻ヶ花染羽織」の復元. 文化財保存修復学会誌. 2007, 52, 22-36

タイトルに関連する用語 (4件)： 科学 ,  眼 ,  文化財 ,  染織