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J-GLOBAL ID:200902227853650648   整理番号:09A0897211

放射流体力学的シミュレーションデータに基づいた修正スリム円盤模型: アウトフローと光子捕獲の間の矛盾

Modified Slim-Disk Model Based on Radiation-Hydrodynamic Simulation Data: The Conflict between Outflow and Photon Trapping
著者 (3件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 783-790  発行年: 2009年08月25日 
JST資料番号: G0279A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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光子捕獲とアウトフローは超臨界降着流に伴う2つの重要な物理的問題である。2次元放射流体力学的(RHD)シミュレーションに基づいてこれら2つの過程の間の矛盾を調べ,(動径的に)単純化した1次元模型を構築した。スリム円盤模型では考えられないアウトフローによる質量損失はフローの表面密度を低減し,それが非常に多いならば全体的に光子捕獲効果を抑制することができる。逆に,光子捕獲が非常に重要ならば,放射圧が低減されるためにアウトフローを抑制することができる。実際に起こることを見るためにRHDシミュレーションデータを吟味し,半径の関数として降着率とアウトフロー率を評価した。半径の減少と共にアウトフロー率は増加するが降着率は単調に減少することがわかった。しかし,アウトフローが光子捕獲効果により抑制されるために,降着はSchwarzschild半径の数倍の範囲内の小さい半径で一定のまま残存する。より単純な方法で光子捕獲とアウトフローの間の矛盾を理解するためにシミュレーションデータから降着率の動径分布を模型化して,スリム円盤模型と似ているがアウトフローによる質量損失効果を取り入れた新しい(動径的)1次元模型を構築した。実効温度分布は激しく変化するが,表面密度(従って,光学的厚さ)はアウトフローがない場合と比べて捕獲半径の内部でさえも大きく低減されることが分かった。すなわち,突発放射スペクトルは質量アウトフローの量に敏感には依存しない。スリム円盤アプローチはアウトフローを考慮する場合でさえも観測の解釈に有効であると結論した。得られた結果の観測的意味を超大光度X線源に関して簡単に議論した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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恒星  ,  宇宙線起源 
引用文献 (52件):
  • Abramowicz, M. A., Czerny, B., Lasota, J. P.,& Szuszkiewicz, E.1988, ApJ, 332, 646
  • Begelman, M. C.1978, MNRAS, 184, 53
  • Begelman, M. C.1979, MNRAS, 187, 237
  • Begelman, M. C.,& Meier, D. L.1982, ApJ, 253, 873
  • Beloborodov, A. M.1998, MNRAS, 297, 739
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