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J-GLOBAL ID：200902228187566528   整理番号：09A1146829

顔の物理的特徴による顔タイプ自動判別手法

著者 (3件)： 田村滋基 (豊橋技科大 大学院工学研究科) ,  杉浦彰彦 (静岡大 創造科学技術大学院) ,  米村恵一 (木更津工高専)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 A  (IEICE Transaction on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences (Japan Edition))
巻： J92-A  号： 11  ページ： 718-724  発行年： 2009年11月01日 
JST資料番号： S0621A  ISSN： 0913-5707  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人の顔は社会生活を営む上で重要なコミュニケーションツールであり,特に表情が人に与える印象については様々な研究が行われている。その中でも本研究では,人の顔が他人に与える印象によってpositive typeとnegative typeに分類することができるという顔タイプに着目した。本研究では主観評価により顔画像をpositive typeとnegative typeに分類し,それぞれの物理的特徴の検証を行う。顔タイプの判別にはこれまでの研究で示されている,頬の起伏形状と唇の形状が最も重要な指標となる。それらの物理的特徴を検証した結果,頬の縦方向起伏形状と口角の向き及び唇の縦横比が顔タイプの判別に有用であることが示された。これらの物理的特徴を総合して顔タイプの判別を行った結果,男性・女性ともに8割以上の正答率を得ることができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *顔 ,  特徴抽出 ,  *物体認識 ,  表情 ,  心理効果 ,  自動化 ,  印象 ,  改変
準シソーラス用語： 判別

分類 (1件)： パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (12件)：

• 上田彩子, 須賀哲夫, “顔の個人差が表情印象に及ぼす影響,”日本顔学会誌, vol.6, pp. 17-24, 2006。
• ` 上田彩子, 須賀哲夫, “一定の表情印象を与える顔の物理的特徴の個人差,”日本顔学会誌, vol.7, pp. 23-35, 2007.
• 池江竜也, 田村滋基, 杉浦彰彦, “表情印象操作を用いた似顔絵のポジティブ強調,”信学諭 (A), vol. J91-A, no.9, pp. 907-908, Sept.2008.
• 平山高嗣, 岩井儀雄, 谷内田正彦, “顔認証のための顔位置推定と個人識別の統合,”信学論 (D-II), vol. J88-D-II, no.2, pp. 276-290, Feb.2005.
• 横山太郎, 八木康史, 谷内田正彦, 呉 海元, “顔の軸対称性を考慮した顔輪郭の自動抽出,”信学論 (D-II), vol. J80-D-II, no.8, pp. 2178-2185, Aug.1997.

タイトルに関連する用語 (5件)： 顔 ,  物理 ,  タイプ ,  判別 ,  手法