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J-GLOBAL ID：200902228314871572   整理番号：09A0653484

ISM帯におけるダイナミックスペクトラムアクセスのための帯域制限付きスペクトラム分割シングルキャリア伝送方式の提案

Proposal of Band-Limited Spectrum-Division Single Carrier Transmission for Dynamic Spectrum Access in ISM Band

著者 (3件)： 太郎丸真 (ATR 波動工研) ,  矢野一人 (ATR 波動工研) ,  上羽正純 (ATR 波動工研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 109  号： 61(SR2009 1-21)  ページ： 7-12  発行年： 2009年05月21日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ユビキタスネットワークの実現に向けた屋内・近距離無線システムの普及・開発は目覚ましく,さらなる電波需要の増加が見込まれる。これら無線システムでは2.4GHz等のISM帯がよく用いられるが,今後無線チャネル不足による遅延増や伝送速度低下が懸念される。ISM帯には占有帯域幅などが異なる無線規格が多数混在するため,同帯域の通信が輻輳した時には断片化したスペクトラムの「隙間」が多数無駄に残留することとなる。本稿では断片化した空きスペクトラムを集積し,一つのチャネルとして用いるダイナミックスペクトラム制御の伝送方式を提案する。提案方式は線形変調によるシングルキャリア伝送であり,そのスペクトラムを数個の「サブスペクトラム」に分割して伝送する。分割をコサインロールオフ特性等の帯域制限フィルタにより行うことで,隣接チャネルへのサイドローブ(隣接チャネル漏洩電力)を低く抑えることができる。また,分割数を制限することにより尖頭電力の上昇を抑えることができる。本方式は,ISM帯等におけるダイナミックスペクトラムアクセスに適したものである。(著者抄録)

シソーラス用語： 周波数帯 ,  無線LAN ,  *情報ネットワーク ,  通信方式 ,  多元接続通信 ,  比率 ,  周波数利用効率 ,  回線接続
準シソーラス用語： *ISM【周波数】 ,  PAPR ,  シングルキャリア伝送 ,  ダイナミックスペクトルアクセス ,  *ユビキタスネットワーク ,  直交周波数分割多元接続

分類 (1件)： マイクロ波・ミリ波通信  (ND08020W)

引用文献 (15件)：

• 太郎丸真. ISMバンドにおける高効率周波数共用に向けたダイナミックスペクトラムアクセスシステムのコンセプト提案. 信学技報. 2009, SR2008-97
• 矢野一人. ISMバンドにおける高効率周波数共用に向けたダイナミックスペクトラムアクセスシステムの物理チャネル構成に関する検討. 信学技報. 2009, SR2008-98
• 福井範行. Evolved UTRA 周波数スケジューリングとCQI送信法. 2008信学ソ大, Sep. 2008, "S-45"-"S-46"
• 庄納崇. WiMAX教科書. 2008
• 眞嶋圭悟. ダイナミックスペクトラムアクセス制御を用いた広帯域シングルキャリア伝送方式に関する検討. 信学技報. 2007, RCS2006-233

タイトルに関連する用語 (6件)： ISM帯 ,  ダイナミックスペクトラムアクセス ,  帯域制限 ,  スペクトラム ,  シングルキャリア伝送 ,  提案