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J-GLOBAL ID：200902228345539142   整理番号：09A0653357

時空間信号処理に基づく電波セキュリティシステム

[Invited] Security System Using Radio Waves Based on Space-Time Signal Processing

著者 (2件)： 大槻知明 (慶応大 理工) ,  辻宏之 (情報通信研究機構)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 109  号： 47(USN2009 1-11)  ページ： 25-30  発行年： 2009年05月15日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らが提案した時空間信号処理に基づく電波セキュリティシステムを紹介する。提案セキュリティシステムは,受信機にアレーアンテナを用いて,時空間信号処理により,受信信号を信号強度成分と信号到来方向成分に分解する。そして,環境が変化しない場合に安定している到来方向成分に基づき,侵入等のイベントを検出する。そのため,従来の電波を用いたセキュリティシステムと比べて誤検出率が低い。また,一つの受信機で部屋全体や家一軒など対象空間全体を監視することができる。本稿では,提案セキュリティシステムの原理をまず説明し,続いて実験結果を示す。そして,見守りや物の盗難・置き忘れ検知など,セキュリティ以外の応用例を紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： アレイアンテナ ,  空間 ,  信号処理 ,  部分空間法 ,  *セキュリティ ,  信号特性 ,  方向 ,  犯罪 ,  *防止 ,  *監視装置 ,  電波 ,  検出 ,  誤検出 ,  信号強度 ,  到来方向
準シソーラス用語： 時空間 ,  *侵入防止 ,  盗難 ,  *盗難防止装置

分類 (2件)： 電気・防災・防犯・昇降機設備,その他の建築設備  (RB06030R) ,  無線通信一般  (ND08010L)

引用文献 (16件)：

• 寺阪圭司. UWB-IRによる屋内侵入者検知に関する検討. 信学論 (B). 2007, J90-B, 1, 97-100
• NISHI, M. Indoor human detection systems using VHF-FM and UHF-TV broadcasting waves. IEEE Inter. Symp. on Pers. Ind. and Mob. Radio Commun., Sep. 2006. 2006, 1-5
• HATAMI, A. In-building intruder detection for WLAN access. IEEE PLANS, Apr. 2004. 2004, 592-597
• 平澤徳仁. 無線LANビーコン信号を用いた人検知方法に関する検討. 電子情報通信学会総合大会, 愛媛大学2009年3月18日. 2009
• 池田昇平. 信号部分空間を張る固有ベクトルを用いた屋内イベント検出. 信学技法. 2007, 107, 38, 13-17

タイトルに関連する用語 (4件)： 時空間 ,  信号処理 ,  電波 ,  セキュリティシステム