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J-GLOBAL ID：200902228431871672   整理番号：08A1115543

リエントラントフローショップスケジューリング問題に関する研究(第2報)発見的なスケジューリング手法の提案

Study on Re-entrant Flowshop Scheduling Problem(2nd report) Proposal of Heuristic Scheduling Method

著者 (5件)： 樋野励 (名古屋大 大学院) ,  上川大輔 (名古屋大) ,  森川正憲 (東芝 セミコンダクター社) ,  鈴木教和 (名古屋大 大学院) ,  社本英二 (名古屋大 大学院)
資料名： 精密工学会誌(CD-ROM)  (精密工学会誌論文集)
巻： 74  号： 11  ページ： 1225-1230  発行年： 2008年11月05日 
JST資料番号： F0268B  ISSN： 1348-8716  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報ではリエントラントフローショップスケジューリング問題に対し,2つの発見的手法に基づくスケジューリング方法の提案をした。まず仕事を機械に割付ける際に,同一の遊休時間内にその機械が処理すべき残りの仕事を割付ける方法を提案し,次に非順序付け最適化問題である割付問題とナップサック問題を利用した新しいスケジューリング方法の提案をした。後者の手法では仕事を割付ける時点で,直前の工程あるいは次工程との待ち時間が最短になる時刻に仕事を割付けられる。提案手法はいずれもボトルネックとなる工程を基準に,上工程あるいは下工程に向かい1つずつ仕事を機械に割付けられるため,1題のスケジュール問題に対して複数のスケジュール案を立案でき,得られたスケジュール案から最良の結果が採択できる。提案手法については,数値計算によりその妥当性を確認し,具体的には提案スケジューリング手法では,最適解に対し1.3倍程度のフロータイムのスケジュールの立案ができることを確認した。また400工程のスケジューリング問題に対し,14秒以下で立案できることを確認し,半導体製造を始めとする実用的な生産現場での利用が期待できることを示した。

シソーラス用語： *フローショップスケジューリング ,  *発見的方法 ,  ナップサック問題 ,  割当問題 ,  *最適化手法 ,  スループット ,  遊休時間 ,  障害 ,  半導体プロセス ,  サイクル ,  最適化問題
準シソーラス用語： *リエントラントフローショップスケジューリング ,  サイクルタイム

分類 (1件)： 工程管理  (KB03030P)

引用文献 (3件)：

• GRAVES, Stephen C. Scheduling of re-entrant flow shops. Journal of Operations Management. 1983, 3, 4, 197
• ALDAKHILALLAH, K. A. Cyclic scheduling heuristics for a re-entrant job shop manufacturing environment. Int. J. Prod. Res. 2001, 39, 12, 2635
• HINO, R. Study on Re-entrant Flowshop Scheduling Problem (1st report) Optimization by Mathematical Programming. J. Jpn. Soc. Precis. Eng. 2008, 74, 10, 1118

タイトルに関連する用語 (7件)： フローショップスケジューリング ,  問題 ,  研究 ,  発見 ,  スケジューリング ,  手法 ,  提案