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J-GLOBAL ID：200902228554071484   整理番号：08A1133280

兵庫県南部地震の地震被害データを用いた建築設備の被害率曲線

DAMAGE RATIO CURVES OF BUILDING EQUIPMENTS BY USING THE DAMAGE DATABASE DUE TO 1995 HYOGOKEN NANBU EARTHQUAKE

著者 (2件)： 諏訪仁 (大林組 技研) ,  神田順 (東大 大学院新領域創成科学研究科)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 633  ページ： 1935-1941  発行年： 2008年11月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 建築設備の耐震性能をマクロ的に評価する必要があるため,兵庫県南部地震で被災した建築設備の地震被害データに着目し,建築設備の被害発生を二項分布を用いた最尤法でモデル化して,建築設備の耐震性能を被害率曲線に基づきマクロ的に評価した。次に,建築設備の耐震性能に影響を与える指標として,建築年,構造形式並びに建物階数を設定し,被害率曲線の中央値を相互比較した。その結果,1)1982年に「建築設備耐震設計・施工指針」が制定された後は,転倒などの重大な被害は減少していること,2)構造形式別では,S造建物がRC造建物に比べて建築設備の被害が発生しやすい傾向があること,3)建物階数別では,建物階数が高くなるにつれて,被害率曲線の中央値が小さくなる傾向があること,などが分かった。

シソーラス用語： *建築設備 ,  *耐震性 ,  震災 ,  比率 ,  地震 ,  二項分布 ,  最尤法 ,  モデリング ,  指標 ,  中央値 ,  標準偏差 ,  地震動 ,  降伏 ,  係数 ,  角度 ,  加速度 ,  層間変形角 ,  応答加速度 ,  被害率 ,  剪断力係数 ,  1995年兵庫県南部地震
準シソーラス用語： 兵庫県南部地震

分類 (1件)： 建築設備一般  (RB06010V)

引用文献 (24件)：

• 内閣府 (防災担当). 事業継続ガイドライン. 2005
• 川口健一. 公共ホールの地震被害と内部空間の安全性. 日本建築学会大会構造部門 (シェル・空間構造) パネルデイスカッション資料, 2005. 2005, 11-17
• 井上朝雄. 福岡西方沖地震における窓ガラスを中心とした被害と対策. BELCA NEWS. 2006, 24-28
• 金子美香. 1995年兵庫県南部地震の被害調査に基づく非構造部材の耐震性評価. 日本建築学会技術報告集. 2003, 17, 563-566
• 金子美香. 非構造部材の耐震実験結果に基づく耐震性能の整理. 日本建築学会技術報告集. 2005, 21, 39-44

タイトルに関連する用語 (5件)： 兵庫県南部地震 ,  地震被害 ,  建築設備 ,  被害率 ,  曲線