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J-GLOBAL ID:200902228695131740   整理番号:08A0456951

中国青海省高山草原におけるCO2フラックス観測

著者 (7件):
資料名:
号: 29  ページ: 2-5  発行年: 2003年11月 
JST資料番号: L1239A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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青海-チベット高原の高山草原は,土壌の炭素蓄積密度が高く,炭素のシンクである可能性が高いが,炭素動態の研究は乏しく,CO2フラツクス観測は殆ど行われていない。本報告では,2001年8月~2002年12月の間のCO2フラツクスと環境要因の関係を解析した。観測地は,祁連山山脈の支脈である大坂山と冷龍嶺が南北に走り,平均海抜3200mである。年平均気温は-2°C前後,年降水量500~600mmだが,日射量は高く5月~9月の間は気温も高く,年降水量の約80%がこの期間に集中する。生物に有害なB領域紫外線量が多いことを除けば,植物の生長に適している。調査地は,低矮性のカヤツリグサ科のC3植物である,Kobresia humilis,K. pygmaea,K. tibettica,Potentilla fruticosaが優占している。観測項目は,植生バイオマス,葉面積指数(LAI),純炭素交換速度(CO2フラツクス=FCO2),入射光合成光量子フラックス(PPFD),気温,地温,土壌水分,潜熱輸送量,群落抵抗である。日変化は,FCO2は0時以降数時間放出だったが,午前8時から吸収に転じた。その後,PPFDの増加に伴って吸収量は増加し,13時頃に-12.4μmol photon/m2/sの極大値を示した。それ以降低下し,20時に放出に転じた。季節変化を論じるには,観測項目の15日毎の移動平均値を採用した。PPFD,地温,生態系純生産(NEP=-FCO2),生態系呼吸の関係を論じている。
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分類 (1件):
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植物生態学 
引用文献 (8件):
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