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J-GLOBAL ID：200902228705560270   整理番号：09A0393481

堆肥添加と頻繁な切り返しによる剪定枝葉の堆肥化特性

The characteristics of composting of plant waste from pruning using addition of compost and frequently airing

著者 (4件)： 高橋輝昌 (千葉大学大学院園芸学研究科) ,  米田伸吾 (雪印種苗(株)(前 千葉大学園芸学部)) ,  石井匡志 (アゴラ造園株式会社) ,  荻野淳司 (アゴラ造園株式会社)
資料名： ランドスケープ研究(オンライン論文集)(Web)  (Landscape Research Japan Online (Web))
巻： 1  ページ： 40-43 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： U0112A  ISSN： 1883-261X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 剪定により発生した植物廃棄物の堆肥化の化学的,生物学的特性の変化を研究したが,目的は堆肥化段階の客観的な決定計画に対する基礎知識を得ることにある。堆肥化は副材料として堆肥の添加と頻繁な曝気を利用して行われた。堆肥化の過程は3段階に分けられた。第1段階では,腐植土の濃度が増し,容易に分解する有機物が減少し,微生物の活動が増えたり減ったりし,発芽の抑制が失われることが判った。第2段階では,窒素濃度と交換可能基材が増し,微生物の活動が増えたり減ったりすることが判った。第3段階では,交換可能基材が僅かに減少することが判った。従って,腐植土の濃度が第1段階終了の指標として利用できた。微生物の活動は堆肥化段階の客観的な指標として,腐植土濃度または堆肥化期間と結びつけて,利用することが可能である。

シソーラス用語： *剪定 ,  *廃棄物処理 ,  *堆肥化 ,  分析 ,  腐植土 ,  有機物 ,  微生物分解
準シソーラス用語： プロセス分析 ,  窒素濃度

分類 (2件)： 公園,造園,緑化  (RD04020Y) ,  ごみ処理  (SC05030O)

引用文献 (16件)：

• 1)道路緑化保全協会(1998):植物発生材堆肥化の手引き:丸善,73pp
• 2)古谷 修・古川智子・伊藤 稔(2003):堆肥化過程における堆肥品温と堆肥腐熟度判定のための酸素消費量との関係:日本土壌肥料学雑誌74,645-648
• 3)市川貴大・高橋輝昌・浅野義人・小林達明(2001):FDA (Fluorescein Diacetate) 加水分解活性法による森林土壌の微生物活性の測定:日本緑化工学会誌26,337-342
• 4)市川貴大・高橋輝昌・浅野義人・小林達明(2002):インドフェノール青法によるアンモニア態窒素の簡易測定法の検討:日本緑化工学会誌27,623-626
• 5)井上健一・桑代涼子(2007):ガス検知管を用いた家畜糞堆肥中易分解性有機物量の推定法:日本土壌肥料学雑誌78,93-96

タイトルに関連する用語 (3件)： 堆肥 ,  剪定 ,  堆肥化