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J-GLOBAL ID：200902229017882286   整理番号：09A0980316

NRAMP6金属輸送体はカドミウム毒性に寄与する

The NRAMP6 metal transporter contributes to cadmium toxicity

著者 (6件)： CAILLIATTE Remy (Lab. de Biochimie et Physiologie Moleculaire des Plantes, CNRS, Montpellier, FRA) ,  CAILLIATTE Remy (AgroParisTech ENGREF, Paris, FRA) ,  LAPEYRE Bruno (Centre de Rech. de Biochimie Macromoleculaire, CNRS, Montpellier, FRA) ,  BRIAT Jean-Francois (Lab. de Biochimie et Physiologie Moleculaire des Plantes, CNRS, Montpellier, FRA) ,  MARI Stephane (Lab. de Biochimie et Physiologie Moleculaire des Plantes, CNRS, Montpellier, FRA) ,  CURIE Catherine (Lab. de Biochimie et Physiologie Moleculaire des Plantes, CNRS, Montpellier, FRA)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 422  号： 2  ページ： 217-228  発行年： 2009年09月01日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Arabidopsis NRAMP(自然耐性関連マクロファージ蛋白質)6(AtNRAMP6)を細胞内カドミウム輸送体として同定した。AtNRAMP6は乾燥種子胚で優勢に,はるかに少ない割合で地上部で発現されていた。このプロモーター活性は,葉と花の維管束組織と同時に子葉と胚軸に広く分布していた。また,シュート細胞型でAtNRAMP6転写産物は部分的にスプライスされたアイソフォームと共存していた。酵母に発現した場合,またはArabidopsisに過剰発現した場合,酵母や植物体のカドミウム含量に影響せず,AtNRAMP6がカドミウム過敏性をもたらすことを示した。逆に,Arabidopsis植物体のAtNRAMP6ノックアウトは,カドミウムへの耐性を増大した。さらに,AtNRAMP6蛋白質蓄積を酵母の液胞/ミトコンドリアとは別の小胞型細胞内膜で観察した。AtNRAMP6はカドミウム輸送体であり,その貯蔵区画からカドミウムを動員することにより,あるいはカドミウム毒性を示す細胞区画へ移行することによって細胞内で機能することを示唆した。

シソーラス用語： *カドミウム ,  *生体輸送 ,  Arabidopsis thaliana ,  *膜タンパク質 ,  *耐性 ,  細胞内蓄積 ,  細胞内膜 ,  Saccharomyces cerevisiae ,  トランスジェニック植物 ,  *植物毒性
準シソーラス用語： *NRAMP6 ,  カドミウム輸送体 ,  *重金属耐性

分類 (2件)： 細胞膜の輸送  (EF04020R) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

タイトルに関連する用語 (3件)： 輸送体 ,  カドミウム ,  毒性