抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1914年秋田仙北地震は秋田県南東部で発生したM7.1の内陸地震で,被災地は雄物川周辺の低平地と横手盆地に広がっている。この地震に関し,既往の被害調査報告及び当時の新聞記事による文献調査を行い,被害の空間分布の解明を試みた。結果,全壊以上の被害が発生した地域は震源から30km離れた地域にまで広がっている,死者も広い地域に分布し,死因は全て家屋の倒壊である,震度7の激震地域は震央に近い雄物川沿いに分布している,横手盆地では雄物川から4km離れた盆地中央部で震度が大きい,斜面崩壊は震央西側の山地に集中している,道路の被害の分布は刈和野街道に多く,峠筋の斜面崩壊で通行不能となっている,鉄道被害については,停車場倒壊,線路陥没,鉄道橋損壊の分布が明らかになった,等の知見を得た。