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J-GLOBAL ID：200902229422692486   整理番号：08A0231506

繰返し水平力を受けるコンクリート充填鋼管構造骨組の付着性状に関する実験的研究

BOND BEHAVIOR OF CONCRETE FILLED STEEL TUBULAR FRAMES UNDER CYCLIC HORIZONTAL LOAD

著者 (3件)： 中原浩之 (九大 大学院人間環境学研究院) ,  崎野健治 (九大 大学院人間環境学研究院) ,  河野昭彦 (九大 大学院人間環境学研究院)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 625  ページ： 465-472  発行年： 2008年03月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 繰返し水平力を受けるコンクリート充填鋼管(CFT)構造骨組の付着性状について,実験的検討を行った。柱頭空隙の有無,柱梁接合部における機械的滑り止めの有無,軸力比を実験パラメータとして,一定軸力下におけるCFT骨組の繰返し水平加力実験をを行い,以下の結果を得た。1)軸力比が0.12の低軸力下での実験からは,実験パラメータの違いによる顕著な差異は観測されなかった。2)軸力比が0.31の高軸力下での実験からは,鋼管とコンクリート間の付着のみでは十分な軸力伝達が難しく,鋼管の軸力をコンクリートに伝える機械的なデバイスが必要であることがわかった。3)付着のみで軸力を伝達する試験体から得られた圧縮側柱の平均付着強度は0.24~0.30MPa,引張側柱の付着強度は0.13~0.19MPaであった。4)この付着強度を用いてCFT柱の終局曲げ耐力を算定することで,骨組の水平耐力をより精度良く評価できる。

シソーラス用語： *鋼管コンクリート構造 ,  鋼管 ,  骨組構造 ,  付着 ,  繰返し荷重 ,  水平荷重 ,  滑り止 ,  軸力 ,  応力伝達 ,  付着強さ ,  耐荷力 ,  終局荷重 ,  水平抵抗 ,  コンクリート充填鋼管
準シソーラス用語： CFT ,  曲げ耐力 ,  水平耐力

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (7件)：

• 国土交通省告示第464号. 2002
• MORISHITA, Y. Experimental Studies on Bond Strength in Concrete Filled Circular Steel Tubular Columns Subjected to Axial Loads. Transactions of the Japan Concrete Institute. 1979, 1, 351-358
• MORISHITA, Y. Experimental Studies on Bond Strength in Concrete Filled Square and Octagonal Steel Tubular Columns Subjected to Axial Loads. Transactions of the Japan Concrete Institute. 1979, 1, 359-366
• MORISHITA, Y. Experimental Studies on Bond Strength between Square Steel Tube in Concrete Filled and Encased Concrete Core under Cyclic Shearing Force and Constant Axial Force. Transactions of the Japan Concrete Institute. 1982, 4, 363-370
• 河野昭彦. コンクリート充填鋼管柱の有孔ダイヤフラムによるずれ止め効果の定量的評価. 日本建築学会構造系論文集. 2005, 598, 163-167

タイトルに関連する用語 (5件)： 水平力 ,  コンクリート充填鋼管構造 ,  骨組 ,  付着性 ,  実験的研究